電波吸収体、電磁遮蔽材/透過材の考え方、設計法入門

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会場 開催

本セミナーでは、電波吸収体、シールド材料の具体的用途や市場を分かりやすく解説いたします。
また、低周波数帯からミリ波帯までのEMC対策を分かりやすく解説いたします。

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開催予定

プログラム

本講演では、電磁波の吸収・遮蔽・透過材設計技術について、電波工学が専門ではないエンジニアの方々を対象とし、基礎的な事柄を重視して解説を行う。電波伝搬の概略、反射・透過・吸収などのイメージを豊かにし、その後、個別の説明を行う。最近は、自動車関連の吸収・遮蔽技術に関心が高まっている。具体的には、ミリ波レーダ周波数帯の電波吸収体、透過材、あるいはハイブリッドや電気自動車のような駆動用大電力機器の電磁遮蔽である。本講演ではこれらの設計にヒントになるような吸収材・遮蔽材・透過材について解説する。  まず、最初に電波伝搬の基礎を解説し、周波数と波長、波動インピーダンス、伝搬定数、誘電率、透磁率などの基礎用語の理解を深める。本セミナーでは伝送線路モデルを導入し、反射、透過、遮蔽など各現象を統一的に扱う。電波吸収体については、吸収体モデルの紹介、整合法解説を行い、ミリ波帯レーダを対象とする吸収体設計例を紹介する。透過材については、誘電体板の透過特性、全透過条件、および斜め入射の取り扱いについて解説する。電磁遮蔽については、数100MHz以下で必須となる近傍界遮蔽を先ず解説し、導電材の遠方界 – 近傍界遮蔽や周期穴金属板の磁界遮蔽の考え方などを解説する。  電波吸収体、透過材、遮蔽材の各章では、理解を深めるためのシミュレーションを行う。シミュレーションプログラムはセミナー終了後に配布にいたします。

  1. 電波吸収体、電磁遮蔽材、透過材概略
  2. 電磁波の反射と透過、吸収・遮蔽材料
    1. 電波伝搬の基礎
    2. 反射と透過
    3. 伝送線路モデル
    4. 混合材、複合材、人工誘電体
  3. 電波吸収体設計の考え方
    1. 各種の電波吸収体
    2. 整合条件を満たす構成法
    3. ミリ波電波吸収体の設計例
    4. 電波吸収体設計シミュレーション
  4. 透過材設計の考え方
    1. 誘電体板の透過特性
    2. 全透過の条件
    3. 透過材構成例
    4. 斜め入射の取り扱い
    5. 全透過特性シミュレーション
  5. 電磁遮蔽材設計の考え方
    1. 遠方界と近傍界
    2. 導電材板の遠方界遮蔽特性、近傍界遮蔽特性
    3. 金属筐体による低周波磁界の遮蔽
    4. 導電材板の遮蔽特性シミュレーション
  6. まとめ

会場

愛知県産業労働センター ウインクあいち
450-0002 愛知県 名古屋市中村区 名駅4丁目4-38
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