自動車シートの「座り心地」の評価方法と数値化方法

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最近、感性品質である快適性 (心地) がさまざまな製品の魅力に大きな影響を与えています。特に、各製品のコンセプトに合った感性品質である快適性 (心地) を実現し、数値化することが強く望まれています。  本セミナーでは、触知覚に基づいて評価されている自動車シートの快適性である「座り心地」をどのような官能検査手法を用いて実験・評価・解析を行ったらよいか、演習を行いながら進めます。また、「座り心地」に関連するシートの物理特性を測定し評価する方法を学びます。そして、シートの物理特性より「座り心地」を予測する手法を理解します。さらに、多くの実験データに基づいて研究開発を行った感性製品の事例 (表皮布やパッドの物理特性が異なる自動車シートの「座り心地」) をわかりやすく紹介します。具体的に理解していただくために、いくつかの項目で演習を実施します。

  1. 人間の触知覚機能について
    1. 触知覚の特徴について
    2. 「座り心地」を評価する触覚、圧覚、振動感覚、温・冷覚について
  2. 人間快適工学とは (快適性「心地」を数値化するには)
    • 主観評価 (官能検査) と客観評価 (製品の物理特性、生理的機能量の測定) を関連付けるには
  3. 自動車シートの「座り心地」の官能検査方法 (具体例に基づいて)
    1. 「座り心地」を評価するための官能検査方法とは
    2. 官能検査を行う前の準備について
      • 被験者、試技、形容語、実験環境の選定
    3. 被験者の判定能力を検定する方法について【演習】
    4. 一対比較法で評価した官能検査結果を解析して数値化するには【演習】
    5. SD法で評価した官能検査結果を解析して数値化するには【演習】
  4. シート表皮布の「座り心地」に関連する「硬軟感・粗滑感・乾湿感・温冷感」の物理特性、シートに着座中の「座り心地」に関連する体圧分布量の測定・評価方法について (測定風景の映像)
    1. 「硬軟感」に関連する圧縮特性の測定・評価方法
    2. 「粗滑感・乾湿感」に関連する摩擦特性の測定・評価方法
    3. 「温冷感」に関連する温熱特性の測定・評価方法
    4. シート着座中の体圧分布量の測定・評価方法
  5. 感性製品開発の具体例
    1. シート表皮布の「手触り感」とシートの「座り心地」との相関関係について
    2. シート表皮布の物理特性よりシートの「座り心地」を予測するには
    3. パッドの物理特性 (硬度、反発弾性率) がシートの「座り心地」に及ぼす影響を測定・評価するには

会場

愛知県産業労働センター ウインクあいち
450-0002 愛知県 名古屋市中村区 名駅4丁目4-38
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