開発手法を中心にした信頼性工学の基礎

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プログラム

1990年前後より普及が進んだ品質工学では、品質の良さや設計の良さを表す測度としてSN比をパラメーターとして用いて、タグチメソッドによる開発設計段階からのロバスト設計を推奨している。1980年代より前には、日本科学技術連盟が中心になって推進していたQC7つ道具や新QC七つ道具が技術開発の道具として普及していた。実は1990年を境にして、開発手法のイノベーションが行われたわけだが、旧来の手法が今使えないわけではなく、開発シーンによっては、新QCの七つ道具でタグチメソッドよりも迅速に問題解決できる場合もある。また、社会のビッグデータ解析では、新QC7つ道具の一つでもあり統計手法である多変量解析が盛んに用いられている状況だ。  QC手法からタグチメソッドまで開発段階で使い慣れた講師によるこれら手法の基礎となっている統計の知識からタグチメソッドの基礎までわかりやすく解説する。ちなみにタグチメソッド導入時には、「タグチメソッドは統計手法ではない」と盛んに言われたが、その背景についても触れる。

  1. 統計学の復習
    1. 基本統計量
    2. 分散分析
    3. 単相関分析
    4. 実験計画法
    5. 重回帰分析
    6. 主成分分析
    7. ワイブル統計
  2. QC手法について
    1. QC7つ道具
    2. 新QC7つ道具
  3. タグチメソッド
    1. ロバストとSN比
      1. ばらつきをどのようにとらえるか
      2. 市場におけるノイズ
      3. 実験室におけるノイズ
      4. SN比の考え方
      5. SN比の計算方法
    2. 統計手法ではない理由
      1. システム
      2. 基本機能
      3. 各種因子
    3. 基本機能と動特性
      1. システムと基本機能
      2. 基本機能のロバスト
    4. 動特性を用いたタグチメソッドの事例
      1. 材料のシステム設計
      2. 材料開発事例
    5. 望目、望大、望小特性
  4. まとめ

会場

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