技術ポートフォリオによる研究開発テーマ評価の仕方

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プログラム

第1部. 研究開発テーマの選定とポートフォリオ分析の仕方

(2019年3月7日 10:00〜11:30)

 研究開発テーマは様々なニーズに基づいて設定される。既存事業の幅を広げるための製品開発。競合との優位性を示すための製品開発。事業部のレベルを上げるための技術開発。将来の新規事業に繋がる全社研究所からの技術開発や製品開発等。これらは該当の部署から提案されることが多い。全社レベルから見ると、中長期計画に則った、経営戦略と整合性ある配置になっているか、全体最適の視点で検証する作業が不可欠である。その為の方法として技術ポートフォリオの作成と評価が有効である。ポートフォリオによる評価の仕方につき説明する。

  1. 経営環境の変化
  2. 様々な切り口でのアイデア発想
  3. テーマ設定の方法
  4. 研究開発テーママネジメント
  5. 技術開発と製品開発
  6. 研究開発テーマ評価の方法
  7. スコア法とステージゲート法
  8. 全社視点でのテーマ評価の考え方
  9. 技術ポートフォリオによるテーマ配置
  10. ポートフォリオ評価
  11. 重要テーマへの優先度付け
  12. 研究開発生産性向上

第2部. 技術ポートフォリオによる研究開発テーマの中止・撤退の方法

(2019年3月7日 12:15〜13:45)

 技術ポートフォリオを用いた研究開発テーマの中止、撤退の判断手法について、 豊富な実例を用いて実践的に分かりやすく、解説する。 スピーカーは、エネルギー分野において、長年、中核企業における 研究開発マネジメントの経験を有し、特に水素・燃料電池の世界初の市場化に導く リーダーシップを発揮した実績および次世代自動車のキーテクノロジーで ある最新電池の研究開発動向等を基に具体的な事例を用いて、技術ポートフォリオの 実践的な応用について、課題と効果を明確に解説していく。

  1. エネルギー分野における研究開発の動向
  2. エネルギー分野における環境問題克服のための研究開発への期待
  3. 燃料電池の研究開発における応用事例
  4. 水素の研究開発における応用事例
  5. 次世代自動車の動向と期待される最新電池技術
  6. 研究開発テーマの中止、撤退の判断基準とは何か
  7. 研究開発テーマの中止、撤退において、最も留意すべきこととは何か
  8. 研究開発テーマの中止、撤退後のフォローの仕方とは

第3部. アサヒグループにおける研究開発テーマの選定と技術ポートフォリオの活用法

(2019年3月7日 14:00〜15:30)

 商品のライフサイクルが短命化し、競争のルールが突如変化するような昨今の経営環境において、BtoC企業における研究開発テーマをどのように選定していくべきか、技術ポートフォリオの有効な活用法を踏まえて概説する。競争力の保持のために、コア技術の設定とリソースの再分配は避けて通れないが、実際の運用には種々の困難が起こりうる。本稿では事例も踏まえながら、問題点の解決法を論考する。

  1. はじめに
  2. BtoC事業における研究開発
  3. 技術の棚卸の難しさ
  4. 技術ドリブンの罠
  5. 論点の見える化
  6. 技術ポートフォリオを助けるフレームワーク
  7. ロードマップの活用
    1. C分析
  8. アンゾフのマトリクス
  9. オープンイノベーション
  10. 環境の激変にどう対応するか
  11. 凡事徹底
  12. まとめ

第4部. ポートフォリオに基づく研究開発テーマの評価・進捗管理とその課題

(2019年3月7日 15:45〜17:15)

 研究開発テーマの進捗管理とは、計画に基づく進捗度評価であり、計画が無ければその評価はできない。本講演では、最初にそもそも進捗の評価とは何か?進捗の元となる計画の性格をどう考えるか?ということについて、ポートフォリオによるテーマの性格分類について述べる。次に、計画の期限と競争相手の存在に対する進捗評価とその判断、さらにはその見直しの考え方について、評価ポートフォリオに基づく進捗管理の考え方と評価を、各種文献例を参考に私論を述べる。

  1. 研究開発テーマの計画策定について
    • 求められる研究担当者の能力と求められる成果
  2. 進捗評価
    • 計画の期限と競争相手の存在
    • 計画の見直し (他社進捗と自社進捗の評価)
  3. 管理上の課題

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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