医薬品と医療機器におけるエンドトキシン試験法とバリデーション手法の正しい理解と実践に向け、重要ポイントとピットフォールについて、国内外の薬事規制動向を踏まえて分かりやすく解説します。また、臨床エンドトキシンさらには、近年、期待が高まる再生医療、細胞治療にも焦点を当て、リスクベースアプローチに基づく品質管理戦略に迫ります。
- エンドトキシン試験法
- エンドトキシン (LPS) の基礎及び検出技術の進歩
- エンドトキシンの活性発現機構と多彩な生物活性
- 局方エンドトキシン試験法におけるバリデーション
- 三極薬局方のエンドトキシン試験法と国際調和
- エンドトキシン規格値の設定と留意すべき事項
- サンプルの保存と取り扱いの重要性
- Low Endotoxin Recovery (LER) の最新動向
- 試験法のピットフォールとデータ解釈上の留意点
- FDAのGMP査察における指摘事項と対応
- 今後の展望と課題
- 製品の特性とリスクを踏まえたエンドトキシン管理の要点
- 医薬品・医療機器におけるエンドトキシン汚染とその対策
- エンドトキシンの分子特性とタンパク質との相互作用
- 先端バイオマテリアルと医療機器
- 生体適合性と生体吸収性
- エンドトキシンの分解/除去/不活化
- 各種滅菌法の特徴と適応
- 医用材料および再生医療等製品におけるエンドトキシン管理
- 臨床エンドトキシン
- 敗血症の病態とエンドトキシン血症
- 適切な動物モデルの選択と有用性
- バイオマーカーによる補助診断と早期治療介入
- 人工透析における透析液の安全管理の実際
- 日本発体外診断薬の国際展開 (深在性真菌症)
- LALの医学への多大な貢献と今後の展望
- 再生医療等製品の安全性評価
- 再生医療の現状と課題
- 再生医療、細胞治療におけるエンドトキシン管理の重要性
- 足場材料 (スキャホールド) 等に求められる特性と安全性確保
- エンドトキシン規格値を巡る最新の動向について
- リスクベースアプローチに基づく戦略的品質管理
- Take-home messages
- 質疑応答・総合討論