悪臭・異臭の定量評価とリアルタイム分析

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会場 開催

本セミナーでは、においについて基礎から解説し、複合臭から悪臭・異臭の原因の特定、におい嗅ぎGC/MSの基礎、分析結果の考察・考え方について詳解いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 におい嗅ぎGC/MSによる複合臭の分析と異臭特定への応用

(2019年3月4日 12:30〜14:30)

 工業製品から感じるにおいは、複数の臭気成分による複合臭であることが多い。複合臭の中から異臭成分を特定するためには、ガスクロマトグラフ (GC) で分離した各成分を質量分析計 (MS) で同定すると同時に、各成分を人の鼻で官能評価できるにおい嗅ぎGC/MSが有効です。本講では、複合臭のサンプリングから、におい嗅ぎGC/MSの基礎、結果の考え方までをコンパクトに紹介します。

  1. パネルの選定
    1. パネルとは
    2. パネル選定試験の体験
  2. 複合臭と法規制
    1. 複合臭とは
    2. においの強さの単位
    3. 悪臭防止法と複合臭
  3. 複合臭の分析手法
    1. 官能試験
    2. 機器分析
  4. におい嗅ぎGC/MSとは
    1. GC/MSとの共通点と相違点
    2. 装置の構成
  5. におい嗅ぎGC/MSによる分析方法
    1. 準備
    2. 前処理
    3. 分析パラメータの設定
  6. 応用事例と結果の考え方
    1. 天然ゴムの複合臭分析
    2. 天然皮革の複合臭分析
    3. その他工業製品の複合臭分析

第2部 悪臭・異臭のリアルタイム分析

(2019年3月4日 14:45〜16:15)

 クレームとなりうるにおいの発生タイミングは時間変化で起きることがあり、クレーム発生時点での問題品を入手できても、判別不可能な例が多い。このような場合、分子種からのアプローチが重要な役割を果たすため機器分析によるアプローチ法を利用する。

  1. 悪臭・異臭の機器分析方法について
    1. 複合臭の定義とは
    2. においを分子種から決定する利点について
    3. においの分子種を決定する方法について
      1. 人による分析について
      2. 機器を利用した分析方法について
  2. 複合臭の分析について
    1. ガスクロマトグラフィーを利用した分析法について質量分析によるにおい分析の利点・問題点
    2. 低濃度のにおい分析について
      • 成分ごとのにおい分析について
  3. リアルタイム分析法について
    1. リアルタイム分析法の種類とその原理
    2. リアルタイム分析を行いたい場面について
    3. におい物質の物性とデータの相関について

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
株式会社 技術情報協会の地図

受講料

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