~風土改革の取り組み~
(2019年2月28日 10:00〜11:30)
現在、多くの企業が「働き方改革」に取り組んでいる。 しかし、「働き方改革」の方法や事例に着目が集まる一方で、 何故働き方を変える必要があるのか、達成するべき目標や目的とは何か、 については曖昧なまま置き去りにされている。 本来、働き方改革を推進するということには、 社会環境の急激な変化の中で従来の方法ではデジタル変革の時代に生き残れない という危機感とともに、これまでの意識や行動を変えイノベーションを 生み出す組織になるために、組織と人から成る風土を変えていくことに意味や価値がある。 今回は、原点にかえり、現在までの社会的な変化等の背景を整理し、 風土改革の推進について理解するとともに、各R&D組織が目指す変革とは何かを問い直す。
(2019年2月28日 12:15〜13:45)
株式会社堀場製作所は、分析・計測機器を中心に、自 動車、環境、医用、半導体、科学の5つのセグメントで事業を展開し ている。全てのビジネスセグメントは、研究開発設計機能を世界各 地に配置しており、セグメント毎に事業方針を定め、技術開発や製 品開発の計画を策定し推進している。各セグメントの取り組み、開 発・製品化プロセスの変革、新製品投入の迅速化や生産の効率化 をめざし2016年に本格稼働した開発・生産拠点「HORIBA BIWAKO E – HARBOR」について紹介する。また、「多様な個性・才能 が輝き、新たな価値を創造し続けることで強いHORIBAを実現する こと」をミッションに働き方改革を進めている、ステンドグラスプロジェ クトの取り組みについても紹介する。
(2019年2月28日 14:00〜15:30)
働き方改革の目的は、企業の経営の安定と継続的成長、個人の生活安定と自己実現を同時に果たすことです。研究開発部門においても、現在の働き方を見直して効率化すること、創出したリソースを使って新たな価値を生み出すこと、その両輪で生産性向上を実現するという基本的な考え方は同じです。また、個人のワーク・ライフ・バランス実現も果たし、従業員が生き生きと働ける環境づくりを目指す点も全社共通です。違いがあるとすれば、研究開発部門では新たな価値を生み出す創造性向上こそが重要課題であり、企業の生産性向上への貢献度を左右する点でしょう。この講演では、研究開発部門の業務効率化と創造性向上について事例とともに解説します。
(2019年2月28日 15:45〜17:15)
2017年11月に日華化学のNIICA イノベーションセンターが開設されて、オープンイノベーションを目指した ネットワークの推進と新たな事業の展開と力を入れている。その建設のプロジェクト段階から、どのような施 設としどんな働き方をするかという基本的なコンセプトを、社員・建築家・企画スタッフらの協働によるワーク ショップで創り上げた。その活動を通して、キーワードとして掲げた“Happy Work Place“の実現に取り組む ことで社員の意識も大きく変化している。オープンな場が意識の変革に果たす役割と、その結果として進みつつ ある働き方の変革について、実例を通して紹介する