第1部 車載、曲面、異形タッチパネルの動向と透明導電フィルムの開発状況、課題
(2019年2月22日 10:00〜11:30)
タッチパネルのスマホ・タブレットにつぐ次の市場として車載用途が期待されている。車載用途では限られた面積に最大限のデイスプレイを設置するために曲面化、異形化などが求められている。タッチパネルも当然曲面化、異形化を求められ、それに適応できるセンサーやカバー材料が求められている。
本講座では、車載用を中心に タッチパネルの曲面化、可撓性を発揮する材料や構造に関して説明する。
- タッチパネルの種類と市場
- マルチタッチパネルの種類
- タッチパネルの市場と用途
- タッチパネルの次の市場は何か
- 車載、大型、デジタルサイネージでの拡大
- 車載用デイスプレイへの要求
- 静電容量マルチタッチパネルの技術動向と今後のトレンド
- 構造と特徴
- 大面積化と曲面化に必要な条件
- 可撓性、曲面タッチパネルに必要なフィルムセンサの技術動向と要求特性
- 新規透明導電性膜の種類と特徴
- Cuメタルメッシュセンサ、SpiderNetパネルの特徴
- 銀メタルメッシュセンサ
- メタルメッシュセンサ材料の種類
- メタルメッシュセンサの作成方法
- メタルメッシュセンサでの検出
- メタルメッシュセンサの課題と対策
- 視認性の低下防止 (配線黒化処理での対策)
- モアレ発生の防止
- 曲面化、フレキシブル化を実現するタッチパネル用カバー材料と要求特性
- カバー材料はガラスかポリマーか?
- プラスチックカバー材の種類と課題
- オールプラスチックタッチパネルの構造
- メタルメッシュに適応した曲面化作成法
第2部 透明導電性ナノ粒子合成、インク化とその塗布膜特性
(2019年2月22日 12:10〜13:40)
- 透明導電性ナノ粒子の液相合成
- 液相法での透明導電性ナノ粒子合成のコツ
- 液相法により合成したナノ粒子のインク化におけるメリット
- ナノ粒子の形態制御および分散性制御
- 透明導電性ナノインクの特性
- 透明導電性ナノインクの実用化への課題
第3部 銀ナノワイヤを用いた透明電極の開発
(2019年2月22日 13:50〜15:20)
- 透明導電膜とその代替材料
- 銀ナノワイヤインク及びオーバーコートインクの開発
- 細くて長い銀ナノワイヤの開発
- 面内均一性を高めるインク開発
- オーバーコート用インクの開発
- 昭和電工の透明導電フィルムの特性
- 透明導電フィルムの基本物性
- 耐久性試験
- 機械特性
- ナノ材料に対する取り組み
- まとめ
第4部 印刷技術による透明導電ポリマー/銀ナノワイヤ積層電極技術
(2019年2月22日 15:30〜17:00)
有機ELディスプレイ、有機EL照明、有機太陽電池など、有機エレクトロニクスデバイスの実用化が進んでいる。有機エレクトロニクスデバイスの最大の特徴であるフレキシビリティを訴求した製品開発においては、屈曲性に優れた透明電極技術が重要である。本テーマでは、導電性高分子と銀ナノワイヤーおよびその積層電極技術について、その優位性と課題について述べる。
- フレキシブル有機ELデバイス実用化の全体動向
- 有機ELディスプレイ
- 有機EL照明
- 有機ELデバイスのフレキシブル化のポイント
- デバイス構造
- 耐久性
- フレキブル基板技術、封止技術について
- フレキシブル基板技術
- フレキシブル封止技術
- 透明導電ポリマー/銀ナノワイヤ積層電極技術について
- 導電性高分子
- 銀ナノワイヤー
- 導電性高分子と銀ナノワイヤーの積層電極技術
- 有機ELデバイスへの応用