本セミナーでは、車載環境が要求する部品の加速寿命試験の進め方、及びそのデータの見方・解釈について、現場で構築した多くの体験を元に、実践的に解説いたします。
製品の基本は、性能と信頼性にあることは言うまでもないが、その確認試験において、性能試験は短時間で終了するに比べ、信頼性試験は果てしなく長期に亘り、難しさにおいて性能試験とは比較にならない。 講師は長年自動車会社に勤務し、加速試験を含む信頼性技術を指導して来た。また、乗用車の10万km連続世界記録 (平均時速224km/hrで達成) に臨んだ折、そのプロジェクトで信頼性責任者を勤めていた。その際、最も重要な項目は、如何に信頼性を維持するかであった。10万kmは、ほぼ乗用車の一生にあたり、その保証が要求されたのである。信頼性理論を取り入れたS-N線図 (寿命曲線) を用いて、このプロジェクトは大成功を収めた。その成果に対し、社長表彰が与えられた。 本セミナーでは、多くの車載環境が要求する、部品の加速寿命試験の進め方及びそのデータの見方・解釈について講義するものである。現場で構築した多くの体験を実践的に解説する。その内容は、信頼性の考え方に則いた、以下のようなものである。