2016年1月の日本銀行による「マイナス金利政策」以降、円金利はゼロ%付近に抑制されています。一方、世界的には金融政策の限界が意識され、米国を始め金利を通常水準に戻す動きが顕著です。 日本では、当面現在の政策は維持されることが予想されますが、世界的な動きの中で必ず金利上昇局面が起こることを認識しなければなりません。硬直化した金利に慣れきった現在のALM態勢で、いざ金利が上昇し始めたときの大きな変動に耐えられるでしょうか? 金利が変動し始めてから対応していたのでは、経営意思決定が追い付かず、市場の大きな波に飲み込まれてしまう恐れがあります。金利が動き出す前の今こそ、ALM態勢を再点検すべきです。 本セミナーでは、いずれ必ず起こる金利上昇に備えたALM態勢 (収益管理・リスク管理) の点検項目について解説を行います。 また、収益力・企業価値の向上を目指す仕組みである「リスクアペタイト・フレームワーク」をALM運営にどのように活用するか、概要説明・事例紹介を行います。