化粧品の価値を向上させる使用感の商品への反映

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プログラム

化粧品の使用感は、食におけるおいしさに相当する重要な価値です。優れた使用感はお客さまから愛用される必須の価値なのです。この価値を高めるためには、価値の企画や設計が合理的に達成できるように、価値を正確に記述する必要があります。使用感の企画や設計に資する記述は官能評価を超えた官能開発になりますが、価値の源泉となるべく記述には更に進化させた創造型官能開発が欠かせません。この創造型官能開発の真髄を、口から口への伝言を超え、手から手の感覚の実体を伴った形で伝授します。  使用感のもつ価値の意味づけから始まり、使用感を記述するための官能変数 (言葉) の選択と尺度 (ものさし) 構成を、必要性と導入法を実例によって説明します。さらに、創造的官能評価を実感として身につけていただくために、実際のスキンケア化粧品を試料として用意し、尺度構成を中心とした実技を演習として行います。実体がつかめず創造型官能開発の導入が躊躇されていた化粧品メーカーには大きな力になると考えられます。

  1. 使用感の価値とその記述法
  2. ことば (評価用語) の選定
    1. 評価用語の機能と実像
    2. ことば出しとことばの選定
    3. イメージを創ることばとその取り扱い
  3. 尺度の構成
    1. 尺度の必要性と実際
    2. 化粧品における実用的尺度構成法
      • 【実習】お弁当のおかずを試料とした味覚の尺度構成演習
        → 3種の試料による【甘さ】の尺度構成:一対比較による評価
  4. 【実習】尺度構成演習①【一対比較による味覚例】
  5. 漸進法 (実用的尺度構成法) の実務の進め方
  6. 【実習】尺度構成演習②【漸進法による触覚 (クリーム) 例】
    • ※7ポイントスケール上に5品の試料を位置づける
      1. 準備 (手技・洗浄等の取り決めの確認、試料・備品の準備)
      2. 「のびの軽さ」
      3. 「しっとり感」
      4. 「べたつき」
      5. 「被覆感」
  7. QDAからの価値の読み解き
  8. 質疑応答

会場

ビジョンセンター浜松町
105-0013 東京都 港区 浜松町2-8-14
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