PIC/S GMP Annex1改正のポイントは、最新GMPの要請する「医薬品品質システム」の整備、「品質リスクマネジメントの実践」であり、技術進歩とともに無菌性保証の考え方はさらに進展している。また、査察官の視点も変わってきている。無菌医薬品を扱う場合に留意すべき点をハード・ソフトの両面でわかりやすく解説する。
- PIC/S GMP Annex1 (EU GMP Annex1) 改訂案の特徴
- Annex1改訂案発出の背景
- 改訂案の構成
- 施設、設備、ユーティリティに関する要請
- アイソレータ、RABS方式、Form-Fill-Seal (FFS) の留意点
- 要請される清浄度
- 濾過滅菌の留意点
- 凍結乾燥の留意点
- ハードへの要請
- クリーンルームとは
- 空調に関する要請
- 清浄度 (作業時) のモニタリング方法
- 各種空調システムと差圧設定
- 用水設備への要請
- 蒸留器の留意点
- 用水設備設計の基本
- 用水ラインの殺菌・滅菌法
- 設備構造の留意点
- 無菌医薬品製造関係の指摘事例
- MHRAの指摘事例
- PMDAの指摘事例
- FDA 483文書
- ソフトへの要請
- 原料・容器・栓管理
- 無菌中間製品の保管/輸送管理
- 滅菌・消毒の留意点
- 無菌作業者の教育