日本はこれまで製造技術だけではなくそれを管理する技術においても世界をリードしてきました。その管理技術の基礎を支えているのが品質管理の統計学です。 本講座では、統計学の基礎に加え、品質管理の原理を学習します。σ (シグマ) を理解すれば統計学が有る程度理解できるのと同様に、品質管理の原理を理解すれば、技術はあとからついてくるものです。本講座では、統計学の基礎をしっかり身につけ、品質管理の原理をしっかり理解すること主眼におきます。 統計学の基礎については、特に品質管理で必要とされるばらつきの指標としてのσ (シグマ) 、判定の根拠としての仮説検定、データ間の関係を調べる相関・回帰といった手法を学習します。品質管理の原理については、製造工程の異常を発見するための管理図、製造工程の能力を測る工程能力、不適合品 (不良品) を見つける抜き取り調査などについて学習します。