空中ディスプレイの基礎と構成部材、課題、最新動向

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本セミナーでは、何も無い空間に映像を浮かべたり、絵や文字を書き込んだりできる新しいディスプレイ技術とその応用、市場性について解説いたします。

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プログラム

何もない空中に映像が浮かぶディスプレイはSF映画ではおなじみの未来技術です。  スクリーンや霧などで光を散乱させることもなく、広い範囲から観察できる空中映像を形成する原理や必要な構成部材は何か? なぜ空中に映像を浮かばせる技術に産業界の期待が高まっているのか? 空中ディスプレイに向けに今後必要な光学素子は何か? このような疑問に対して、実例を交えながら、優しく説明します。

  1. なぜ日本では3Dディスプレイよりも空中ディスプレイの方が注目を集めつつあるのか?
    1. 3Dディスプレイ研究に関するトライ&エラーの経験
    2. 視覚による奥行き知覚のメカニズム
    3. 滑らかな運動視差の重要性
  2. 空中に光の映像だけでなく熱や音を収束できる光学素子を試作する方法
    1. LEDサインを空中に結像するだけであれば、地方大学の設備でも作れる。
    2. 空中に熱を収束できれば目の不自由な方むけのサインにもなり得る。
    3. 光、熱、だけでなく、音も収束できる。
  3. 空中ヒーターは新しい暖房技術
    1. 空調機エンジニアとの共同研究
    2. 手作りで低コストで作れる空中ヒーター素子:SPA
    3. より温かい空中ヒーターを可能にする素子:WARM
  4. 再帰反射による空中結像 (AIRR)
    1. 再帰反射素子は、もっとも大量に生産がなされている光学素子の一つ。
    2. 空中結像の原理
    3. 高校生から80歳の方まで、簡単に作れる空中ディスプレイ工作:b – AIRR
  5. 最新の空中ディスプレイの研究と開発
    1. 空中スクリーンのポップアップ感をわかりやすくする工夫
    2. 3D映像の空中表示
    3. 触ると温かい空中映像の形成
  6. 空中ディスプレイ産業の発展に向けて
    1. AIRRが東京モーターショーでデビュー
    2. 空中ディスプレイの利用が期待される分野
    3. 国際標準IEC/TC110でAerial Displayが取り上げられた!
  7. 空中ディスプレイの構成部材と最新動向・課題
    1. 空中結像素子の分類
    2. 大量生産化・低コスト化の動向
    3. ぜひ開発をいただきたい空中ディスプレイ用「夢の」光学素子

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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