マイクロLEDの集積化技術と市場動向

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本セミナーでは、マイクロLEDの開発動向と実用化への課題から市場動向まで第一線の専門家が詳しく解説いたします。

日時

中止

プログラム

第1部 マイクロLEDの開発技術と低コスト化への課題

(2019年2月7日 10:00〜11:30)

 マイクロLEDによる自発光型ディスプレイの実用化が期待されているが、既に製造コストが高いことが問題となっている。また、LEDは高効率だという過剰な期待感があるが、実はそうとは言い切れない課題が残されている。本講演では、性能、コスト両面でマイクロLEDの課題とその解決策について述べる。

  1. マイクロLEDの概要
    1. マイクロLEDの種類
    2. マイクロLEDの製造方法
    3. マイクロLEDの期待される性能
  2. マイクロLEDの課題
    1. 製造上の課題
    2. 性能上の課題
  3. 課題解決のための新技術
    1. 表面再結合の抑制
    2. 多色配列方法の提案
  4. まとめ

第2部 GaN指向性マイクロLEDの実現に向けて

(2019年2月7日 12:10〜13:40)

 高効率・高輝度・高解像度のマイクロLEDディスプレイの実現のためには、現在の平面型マイクロLED技術が抱える発光効率低下や横方向放射光の増大による光のクロストーク、低コスト・高速実装などの課題を解決しなければならない。我々は、上記課題を解決するための有望なデバイスとしてエバネッセント光の結合効果を利用した指向性マイクロLEDを提案し、その開発を進めている。本講演では、まず、従来の平面型マイクロLEDの課題を整理して説明する。次に、指向性マイクロLEDの基本原理を説明するとともに、窒化物半導体によるRGB3原色の指向性マイクロLEDの実現に向けた取り組みの状況について紹介する。

  1. 背景:なぜマイクロLEDが必要か?
  2. 現在のマイクロLED技術の課題と開発の状況
    1. チップサイズ縮小による伴う諸問題
      • 内部量子効率・光取出し効率の低下
      • 光のクロストーク
    2. 赤色波長帯における効率低下
    3. 緑・赤色チップの波長シフト問題
    4. 低コスト、高速実装問題
  3. エバネッセント光の結合効果を利用した指向性マイクロLED
    1. エバネッセント光の結合効果
    2. 指向性マイクロLEDの提案
    3. InGaAs/GaAsリッジ型LEDによる実証
  4. GaN指向性マイクロLEDの理論的検討
    1. 構造の最適化、発光効率の見積
    2. ディスプレイ輝度の試算
    3. RGBモノリシック集積の可能性
  5. GaN指向性マイクロLEDの実現に向けて
    1. 選択成長方式
    2. トップダウン方式、低損傷プラズマエッチング技術
    3. 高効率赤色LEDの実現可能性
  6. まとめと今後の展望

第3部 量子ドットを用いた発光複合体作製とマイクロLEDへの応用可能性

(2019年2月7日 13:50〜15:20)

  1. はじめに
  2. 量子ドットの特性と応用
  3. 量子ドットと各種の応用用途
  4. 量子ドットと各種複合体材料
  5. 量子ドット複合体のマイクロLEDへの応用可能性
  6. まとめと今後の展望

第4部 マイクロLEDの市場動向と将来展望

(2019年2月7日 15:30〜17:00)

 究極のディスプレイと言われながら、その技術ハードルの高さから実現性が疑問視されてきたマイクロLEDディスプレイが、穏やかな熱狂とともに、市場に投入されはじめています。マイクロLEDディスプレイを取り巻く環境は、先進ディスプレイメーカーのプライドや国策、スタートアップ企業の挑戦、プラットフォーマーを含めた巨人企業たちの陣地取り合戦などが複雑に絡み、単純にLCD、有機ELとの比較では語れない状況になっています。当講座ではパートナーである台湾の調査会社トレンドフォース社の情報を軸に最新のトレンドをレポートしたいと思います。当講座が各企業様のマイクロLEDの開発モチベーションアップに繋がればと思っています。

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
株式会社 技術情報協会の地図

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