本セミナーでは、マイクロLEDの開発動向と実用化への課題から市場動向まで第一線の専門家が詳しく解説いたします。
(2019年2月7日 10:00〜11:30)
マイクロLEDによる自発光型ディスプレイの実用化が期待されているが、既に製造コストが高いことが問題となっている。また、LEDは高効率だという過剰な期待感があるが、実はそうとは言い切れない課題が残されている。本講演では、性能、コスト両面でマイクロLEDの課題とその解決策について述べる。
(2019年2月7日 12:10〜13:40)
高効率・高輝度・高解像度のマイクロLEDディスプレイの実現のためには、現在の平面型マイクロLED技術が抱える発光効率低下や横方向放射光の増大による光のクロストーク、低コスト・高速実装などの課題を解決しなければならない。我々は、上記課題を解決するための有望なデバイスとしてエバネッセント光の結合効果を利用した指向性マイクロLEDを提案し、その開発を進めている。本講演では、まず、従来の平面型マイクロLEDの課題を整理して説明する。次に、指向性マイクロLEDの基本原理を説明するとともに、窒化物半導体によるRGB3原色の指向性マイクロLEDの実現に向けた取り組みの状況について紹介する。
(2019年2月7日 13:50〜15:20)
(2019年2月7日 15:30〜17:00)
究極のディスプレイと言われながら、その技術ハードルの高さから実現性が疑問視されてきたマイクロLEDディスプレイが、穏やかな熱狂とともに、市場に投入されはじめています。マイクロLEDディスプレイを取り巻く環境は、先進ディスプレイメーカーのプライドや国策、スタートアップ企業の挑戦、プラットフォーマーを含めた巨人企業たちの陣地取り合戦などが複雑に絡み、単純にLCD、有機ELとの比較では語れない状況になっています。当講座ではパートナーである台湾の調査会社トレンドフォース社の情報を軸に最新のトレンドをレポートしたいと思います。当講座が各企業様のマイクロLEDの開発モチベーションアップに繋がればと思っています。