LiDARの最新動向と自動運転への応用

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プログラム

第1部 自動運転におけるLiDARの最新動向と市場動向

(2019年2月4日 10:30〜12:10)

 当講座では変革期を迎えようとしている自動車産業において、自動運転におけるADAS (先進運転支援システム) 向けセンサーとLiDARにフォーカスし、現状と予測される将来の動向について解説致します。特に自動車向けLiDARの市場規模は今後、大きく拡大していくことが予測されています。フランスの市場調査会社TEMATYS社の調査資料を元に最新情報をお届けいたします。  TEMATYSはパリを拠点にグローバルな調査を展開し、優秀なコンサルタント集団として、特に光学、フォトニクス技術に関連がある業界で広く知られています。技術的な分析に強く、光学・フォトニクス市場に関する戦略的分析を、業界の関係者・関連団体向けに提供しています。同社が発行した「自動車産業向けLiDAR技術:技術ベンチマーク・課題・市場予測」は専門知識に裏付けされたプロフェッショナル向け市場調査レポートとして好評を頂いています。最新のマーケット分析を中心に有意義なプレゼンをご提供できるかと存じます。

※講演はTEMATYS社の調査資料を元に行います。

  1. 自動車業界のトレンド
    1. New mobilities (ニューモビリティ)
    2. 消費者の”willingness”
  2. LiDARの役割:ADASから自動運転まで
    1. センサフュージョン
    2. センシング技術の比較
    3. 主要なLiDAR技術
    4. ポートフォリオ
    5. 自動車の要件に対するLiDAR技術の比較
  3. LiDAR市場

第2部 LiDARの技術動向と自動運転への応用

(2019年2月4日 13:00〜14:40)

 自動車の自動運転技術は、2020年代での実用化を目指して世界中で技術開発が進められており、交通事故・運転負荷の低減に加えて、次世代の移動手段としての活用が期待されている。自律型の自動運転では、車両に搭載するLiDAR、カメラ、Radar、GPSなどの各種センサを用いて周辺環境を認識しながら適切な状況判断を行うことで安全な走行が可能となる。本講座では、自動運転の周辺認識を支えるLiDARを活用した認識技術を中心として各要素技術を述べる。また、金沢大学が2015年春から実施している公道実証実験の取り組みについて紹介し、要求される技術的課題をまとめる。

  1. はじめに
    1. 自動運転の概要
    2. 市街地向け自動運転
    3. 動運転の要素技術とセンサ
  2. LiDARを活用した自動運転の要素技術
    1. デジタル地図生成
    2. マップマッチングによる自己位置推定
    3. 周辺障害物・移動物体の状態推定
    4. 機械学習による周辺物体の種別識別
    5. その他の要素技術
  3. 金沢大学の公道実証実験の取り組み
    1. 実証実験概要
    2. 石川県珠洲市・金沢市における取り組み
  4. まとめ

第3部 自動運転のバス・トラックにおけるLiDARの活用について

(2019年2月4日 14:50〜16:30)

 バス・トラックの自動運転化において、先行車位置検出や障害物検出は最も需要なキー技術であり、その中核となるのがLiDARによる物体認識技術である。  本講座ではバス・トラックの自動運転システムで使用されている制御技術およびLiDARを用いた先行車トラッキング技術や障害物認識技術について説明する。

  1. 自動運転トラック・バスの社会実装に向けた政策動向について
  2. トラック隊列走行制御技術について
    1. トラック隊列走行のシステム構成
    2. 車間距離制御技術について
    3. GPSによる先行車トラッキング制御技術について
    4. LiDARによる先行車トラッキング制御技術について
  3. 自動運転バス制御技術について
    1. 自動運転バスのシステム構成
    2. ローカライゼーション技術について
    3. 車線維持制御技術について
    4. LiDARによる障害物認識技術
    5. ディープラーニングによる障害物認識について
  4. 自動運転バス実証
    1. 道の駅実証実験について
    2. 沖縄実証実験について

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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