(2019年2月18日 10:00〜11:30)
木造住宅の気密性能を鉄筋コンクリート住宅同様レベルにするためには、設計仕様書に、各気密部材の同等品では性能が発揮されない理由を本講座で明らかにします。日本住環境の気密材が他社メーカーとの同等品ではない、開発理由を明らかにします。高気密木造住宅の気密性能 (C値) の目標値をどのように定め、各気密部材の選択ポイントを明らかにします。また、木造住宅の気密性能を全棟C値0.5?/㎡以下及び隙間特性値 (N値) 1.5以下を達成する為には、50年を意識した各気密部材や気密補助部材の標準化が必要である提案理由について解説します。
(2019年2月18日 12:20〜13:30)
住宅の高断熱化において窓の断熱性能が重要なポイントとなるが、まだまだ生活者に十分に理解されているとはいえない。省エネはもちろん、健康で快適な暮らしをおくる上でも窓の断熱性能が深くかかわっている。住宅、建築以外の分野、業種に所属する聴講者の皆様にも理解しやすいよう、高断熱窓の代表といえる樹脂窓のメリットについて基礎的な内容を包括的にご紹介します。
(2019年2月18日 13:45〜15:15)
近年、熱中症の発生リスクを増加させる要因ともなる、地球温暖化に起因する温熱環境の悪化が懸念されている。特に都市部においては、ヒートアイランド現象と相まって、更なる温熱環境の悪化が想定される事から、その対策が望まれる。 都市の温熱環境の改善には,都市に蓄積される太陽エネルギーの低減が有効であり,太陽光の一部 (熱線) を天空へ再帰するフィルムの開発によって、窓面での対策が可能となった。 本講演では、熱線再帰フィルムの製品技術と、新たに確立した再帰の光学評価法について説明する。また、再帰技術に適用される,行政機関等の諸制度についても概説する。
(2019年2月18日 15:30〜17:00)
性能 (評価) 値の使用目的により、その求め方にラフなもの・詳細なものがあってよいが、詳細計算法の規定とその規定に対応した計算ツールがあるとより高性能な製品開発が促され、消費者もより安価で高性能な製品を利用できるようになる。高性能な開口部製品の普及が建物の冷暖房に関わるCO2排出削減に大いに貢献することを期待したい。