本セミナーでは、医療機器の不具合評価、添付文書の基礎から解説し、薬事法上での要件、業界での議論とメーカが実際に行っている判断について、不具合検討会委員とメーカーのそれぞれの視点から詳解いたします。
医療機器の不具合は医薬品の副作用とは本質的に異なるが、薬事法では十分に反映されていない。本講演では医療機器の特性に応じた不具合評価と添付文書の現状について概略し、今後の課題を考えてみたい。
医療機器製造販売業者は、GVPに基づく不具合情報の収集、評価そして不具合報告を実施している。医療機器は30万品目あると言われており、医療での使用目的や使用環境も様々で安全性のリスクも異なり、不具合症例は医療機器の性質やリスクによっても異なっている。 当講座では、不具合報告件数や不具合の内容について、最近の報告症例から傾向の分析を行なう。また、安全確保措置としての添付文書改訂や改訂時の留意事項などについても行政動向も含めた解説を行なう。