本セミナーでは、 SQC の基礎から解説し、PCを利用した実習を交えて、品質管理における実践的なスキルを身に付けていただきます。
古く歴史ある優れた統計的手法であったが、使用に当っては当時は算盤と計算尺、手計算にて分析を行っていた。しかし現在では多機能パソコンの普及と優れたソフトウエアの出現によって、正確でビジュアルな解析が可能となった。にも拘らずこれらの優れた機能がありながらあまり活用されていない現実がある。 講師は、この現状が残念でならない。というのは、物造りの現場では絶えず問題点と戦っており、品質問題は早く原因を解析し手を打つ事が求められている。特に原因不明の問題や慢性化した大きな問題にはSQC解析を行う事になるが、今ではパソコンやインターネットを上手に使ってスピーディーにデーター処理し、いち早く原因を追究する事が命題である。が、現状は気づいていない様に思われる。特に算盤や計算尺を使っていた事で多大の時間を費やしていた小生達から見ると現在の恵まれた環境の中であまり使われていないのは非常に残念でならない。 そこで、この機会にSQCの基本を学びながら最新のパソコンをうまく活用すれば、従来難しいとされてきた計算や解析が簡単且つビジュアル的に使え、身近なTOOLとして役立てて欲しいという思いを伝えたい。従って基本の計算は簡単な手計算実習を行い、講師のパソコンを使って簡単に回答が得られる事をデモする事も含める。また、最近のインターネットで無料で得られるソフトや市販の優れたQCソフトの機能も紹介したい。 受講対象として製造現場に携わる、これから品質管理スタッフとして活動したい方々に、統計計算の基本を理解して頂き、更に高度な統計計算も存在する事を知識として認識して頂く事を講座のポイントにしたい。