リアルタイムFT-IRの測定・解析テクニック

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本セミナーでは、樹脂の硬化挙動・硬化度・硬化率をリアルタイムで測定できるリアルタイムFT-IRについて取り上げ、試料・温度条件から解析手法まで測定のコツについて詳解いたします。

日時

中止

プログラム

第1部 実例で説明する FT – IRを用いたリアルタイム分析

(2019年1月30日 10:00〜12:00)

 FT-IRの持つ常温常圧下で分析が可能という特徴は、リアルタイム分析には都合が良く、様々な応用がなされています。本講では、実際のFT-IRによる分析例を挙げ 原理的な特徴や応用について説明します。

  1. FT-IR 装置
    1. 基礎原理
    2. 装置構成
  2. 通常スキャン
    1. 硬化性樹脂の反応追跡
      1. エポキシ
      2. ポリウレタン
    2. ハイフネーション分析
      1. TG – IR (エポキシ樹脂、)
      2. GC – IR (危険ドラッグの分析)
      3. レオメーターIR (硬化樹脂)
  3. ラピッドスキャン (高速スキャン)
    1. UV硬化性樹脂の反応追跡
      1. 反射法
      2. ATR法
  4. ラマン分光によるリアルタイム分析
    1. イメージングラマンによるリチウム電池電極の充放電反応

第2部 高分子材料のin situ ATR – IR 分析

(2019年1月30日 12:45〜14:45)

  1. 二次元相関分析手法
  2. attenuated total reflection infrared (ATR – IR) 法
  3. in situ ATR – IR 法とケモメトリックスを用いた分析事例
  4. 高分子膜の in situ ATR – IR 分光とケモメトリックス

第3部 二次元相関分光法による工業材料のin – situ解析

(2019年1月30日 15:00〜17:00)

 時間分解測定が可能なFT-IRを用い、二次元相関分光法および一般化二次元相関分光法による工業材料のin-situ解析を試みた。 その結果、これまでの分析手法では確認できなかった幾つかの事実を明らかにすることができた。  本講座では二次元相関分光法の基礎からin-situ測定、一般化二次元相関解析手法、そして解析結果などを紹介する。

  1. 赤外分析スペクトルの一般的な解析法
  2. 赤外分析:高度解析ステップへ
  3. FT – IR応用分析技法の紹介
    1. 二次元相関FT – IR法とは?
    2. ストレッチャー法によるFT – IR二次元相関解析事例
      1. OPPフィルムに適用した場合
      2. アクリル粘着剤に適用した場合
    3. カイネティック測定によるUV反応解析事例
    4. カイネティック測定による加熱反応追跡事例
  4. 一般化二次元相関分光法の概要
  5. in – situ解析:PVAフィルムへの適用事例
    1. 偏光板製造プロセスと二次元相関解析を試みた目的
    2. 実験方法
    3. 環境による赤外スペクトルの変化
    4. 各工程のMoving Window二次元相関解析 (MW2D) および摂動相関Moving Window二次元相関解析 (PCMW2D) 結果
    5. OH伸縮領域の解析結果
    6. CH,OH変角領域の解析結果
    7. C – O – 伸縮領域の解析結果
    8. ヘテロ相関解析結果

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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