フタル酸エステルの分析と代替可塑剤の使用法

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会場 開催

本セミナーでは、非フタル酸エステル系可塑剤の配合のポイント、分析試料の前処理から結果の解釈まで詳しく解説いたします。

日時

中止

プログラム

第1部 フタル酸エステル規制の動向と求められる品質管理

(2019年1月30日 10:00〜13:30)

フタル酸エステルは蛍光X線分析では検出できず、また、含有の有無を判定するには専門的な分析が必要となります。そこで、フタル酸エステル4物質をRoHS適合評価に追加する際のポイントを解説致します。

  1. はじめに
  2. 改正RoHS指令の概要
    1. 製造事業者の責任
    2. 適用対象製品群と規制物質
  3. RoHS規制物質の改訂
    1. Annex II リストの改訂
    2. 委員会委任指令 (EU) 2015/863
  4. フタル酸エステル規制への対応
    1. サプライヤ情報の収集と実測値管理
    2. 測値管理の課題
  5. IEC62321-8試験規格
    1. 国際統一試験規格IEC62321シリーズ
    2. IEC62321-8によるフタル酸エステルの試験手順
    3. Py/TD-GC-MS法によるスクリーニング分析
    4. 定量分析法
  6. フタル酸エステルの測定例
    1. 電線素材やコネクター等での分析事例
    2. 代替可塑剤に潜むリスク
  7. EUでの市場監視と化学物質管理

第2部 非フタル酸エステル可塑剤の作用機構と応用事例

(2019年1月30日 13:45〜15:15)

  1. アセチル化モノグリセライド系可塑剤の特徴
    1. 種類、分類
    2. 作用機構と効果
    3. 安全性
  2. 可塑性の性能評価
  3. 成形方法
  4. 利用法、実用例
    1. フイルム、成型品の軟質化
    2. 衝撃強度改良、成型加工時の結晶化促進効果による成形性向上
    3. フイルムのパリパリ感解消

第3部 フタル酸エステル類の分析 – スクリーニングと精密分析による -

(2019年1月30日 15:30〜17:00)

 一部のフタル酸エステル類はその使用が規制されており、対象品や対象フタル酸エステルも拡大する傾向にある、講座では実際にその含有を検査あるいは検査を依頼する場合に知っていただきたい事項について講演する。

  1. フタル酸エステルについて
    1. 物理・化学的性質
    2. フタル酸エステル類の規制と分析法
  2. フタル酸エステルの分析方法 – IEC62321 -
    1. IECとIECTC111WG3について
    2. IEC62321について
    3. IEC62321Part8について
  3. フタル酸エステルの精密定量法
    1. ソックスレー抽出法
    2. 再沈殿法
  4. フタル酸エステルのスクリーニング法
    1. スクリーニング法
    2. Py-GC/MS法
  5. 電気・電子製品中のフタル酸エステルの分析結果
    1. 島津RoHS検査室での検出状況
    2. 検査結果の解析
    3. 検査を実施する上での注意点

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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