本セミナーでは、金属ナノ粒子の合成法からナノインクの使い方・評価法までを解説いたします。
(2019年2月19日 12:30〜14:30)
金属ナノ粒子は、表面効果や体積効果、量子効果により、バルク金属にはない様々な物性を有しており、新材料として注目されてきました。しかしながら金属ナノ粒子は、研究開発がはじめられて30年近く立っていますが、触媒用途を除いてはほとんど産業利用されていない状況です。この金属ナノ粒子の産業応用が進んでいない背景には、材料のハンドリングや、従来のプロセッシング概念と技術の問題があり、大きく実用化するためには、これらの解決とLCC (ライフサイクルコスト) やLCA (ライフサイクルアセスメント) も踏まえた材料設計・材料プロセッシング設計が必要になります。 本セミナーでは、金属ナノ粒子の歴史と現状の問題を解説し、問題を解決するための新しい概念・設計指針を示すとともに、金属ナノ粒子・金属ナノ材料の更なる応用展開を実例と共に紹介します。
(2019年2月19日 14:45〜16:15)
金属ナノ粒子とこれをインク化した金属ナノインクについては、特にプリンテッドエレクトロニクス分野への応用を見据えて長年の検討が行われてきています。しかしながら、業界の予想以上に実用化が難航してきた経緯があり、その難しさやつまずきについて正しく把握することは大きな教訓となります。ナノ粒子への期待とこれまでの開発経緯、またその用途や要求性能のトレンドの変遷について、開発事例の紹介を含めて解説します。一方で、現在プリンテッドエレクトロニクスはいよいよ実用化間近というステージに入ってきており、ナノインクのユーザーが増えてきています。ユーザー視点からは、ナノインクの使い分け、印刷方法による違い、インクや導電パターンの評価方法などが見えにくく、開発の障壁となっているようです。 本セミナーでは事例を交えながら、ナノ粒子やナノインクの選び方や使い方のコツ、またその簡単な評価方法について解説します。
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