本セミナーでは、アンテナの小型化、薄型化、マルチバンド化、広帯域化、高性能化、フレキシブル化、機器筐体内へのアンテナ内蔵技術、アンテナ配置、アンテナ形状、人体のアンテナ特性への影響、電磁環境両立性 (EMC) などを含めたアンテナ実装技術について詳解いたします。
近年、身のまわりのすべての機器・モノをネットワークに接続するIoT (Internet of Things) /M2M (Machine to Machine) 時代が到来し、人工知能・AI (Artificial Intelligence) やディープラーニング技術を搭載して、大胆にビジネスを展開する超スマート社会へと移行しつつあります. これらのシステムにおいて、ワイヤレス通信機能は情報のシームレースなやりとりに必要不可欠であり、特に、5G・LTE、無線LAN (Wi-Fi) 、Bluetoothなどの利用周波数帯の異なる複数のワイヤレス通信システムが混載・共用されます. 特にアンテナは、電波の出入り口となるキーデバイスであり、機器の小型化や高性能化のためには、アンテナの小型・薄型化やマルチバンド化、広帯域化、高性能化が重要となります. 本講演では、5G・IoT・AI時代のワイヤレスシステムのためのアンテナをターゲットとし、アンテナの小型・薄型化や、マルチバンド化、広帯域化、高性能化などに有効なテクニックを解説するとともに、さらには、アンテナのフレキシブル化や、機器筐体内へのアンテナ内蔵技術、アンテナ配置やアンテナ形状の変化に対する特性変動、人体のアンテナ特性への影響、電磁環境両立性 (EMC) などを含めたアンテナ実装技術について、小型・高性能アンテナ設計やワイヤレスシステムなどの研究開発に携わった経験をもとに、基礎から実践までわかりやすく解説します.