機能性化粧品開発のための処方技術と応用事例

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化粧品の訴求と機能は、生活社会環境の変化と科学技術の進歩に対応して進化している。明確なコンセプトの設定と、それを保証する機能の発現、使用時の実感が不可欠である。  本セミナーでは化粧品、トイレタリー製品の技術動向を概説したのち、処方技術をささえる「乳化・分散」「界面活性剤・液晶・ゲル」の基礎を解説する。さらに長年の実務経験から選んだ、「スキンケア、ベースメーク、クレンジング」におけるユニークな機能発現の具体例と処方技術を紹介する。

  1. 化粧品・トイレタリー製品を取りまく環境
    1. 生活社会環境の変化と市場動向、消費者の意識は?
    2. 科学技術の変化と訴求、素材、技術の変遷と動向は?
  2. 処方を支えるソフトマターと乳化・分散の基礎
    1. 化粧品に用いられるさまざまな製剤 (ソフトマター)
    2. ここをおさえれば界面活性剤が理解できる
    3. 両親媒性分子がつくる会合体:ミセル、液晶、ベシクル/リポソーム
    4. エマルションの基礎:生成と安定化、ナノエマルションとマイクロエマルション
    5. 化粧品エマルションの処方構成とその読み方
  3. フォーミュレーション技術と最適条件の見極め方
    1. 相図の読み方と使い方:界面活性剤の性能を知る、最適乳化・可溶化条件を選ぶ
    2. ナノエマルションと高内相ゲルエマルション;液晶、D相マイクロエマルションの応用
    3. 注目のαゲル製剤:液晶との違い、安定化の方法
  4. 機能性化粧品の処方技術
    1. 皮膚、毛髪を守るための乳化・分散技術
      1. 皮膚、毛髪の構造とスキンケア/ヘアケアの基本
      2. 生体類縁脂質 (セラミドやリン脂質) を用いたマルチラメラ型エマルション
    2. メークアップ、UV 化粧品における皮膚親和技術
      1. ベースメーク、UV化粧品における使い心地と持続性の両立
      2. うるおい、ツヤ持続口紅における分散技術
    3. 生活環境、メイクトレンドから生まれたクレンジング料
      1. 自己乳化型液晶ジェルと両連続 (bicontinuous) マイクロエマルション

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ちよだプラットフォームスクウェア
101-0054 東京都 千代田区 神田錦町3-21
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