第1部
資生堂マジョリカ マジョルカが仕掛けるクロスメディア戦略
(10:00~11:10)
(株)資生堂 マス・マステージブランドユニット メーキャップグループ 清水 英孝 氏
―ブランド価値向上に向けた新たな挑戦とは―
独特の世界観あるブランド創りで、若い女の子たちを魅了し続ける「マジョリカ マジョルカ」。
世界観を伝えるクロスメディア戦略や、話題創出のための異業種他社とのコラボレーションなど、ユニークな事例の数々を具体的に紹介しながら、他ブランドと差別化されたブランド育成についてお話します。
- 深くそして独特の世界観を通した価値訴求の徹底にこだわるブランドづくり
- ブランド概要
- ブランドが目指すもの
- 私たちがしないこと
- ブランドマーケティングにおけるWEBコミュニケーションの役割
- ブランドコミュニケーション
- マジョリカ マジョルカの物語
- PCサイト
- モバイルサイト
- 新たなメディアとしての異業種コラボレーション
- 異業種コラボレーションの目的
- ロッテ様とのコラボレーション
- ハーゲンダッツ様とのコラボレーション
- パルコ様とのコラボレーション
- パークホテル東京様・OZmall様とのコラボレーション
- コラボレーションの効果
- ソーシャルメディアを通じた新たな取り組み
- ネットを通じたメーキャップ番組生配信
- facebookを活用した世界中のファンとの絆づくり
第2部
お客様の声を活かした無印良品の商品開発
(11:20~12:30)
(株)良品計画 生活雑貨部 H&B担当 カテゴリーマネージャー 嶋崎 朝子 氏
無印良品の商品開発の基本は、生活の基本となる本当に必要なものを、本当に必要なかたちでつくることです。生活にかかわる多くの商品を同じ視点で作るために、私達はお客様とのコミュニケーションという方法を活用しています。
そのうちのいくつかを、実際に開発してきた商品とともに実例をもってご紹介します。
- 無印良品の生い立ち
- 営業データ
- ヘルス&ビューティアイテム紹介
- 商品の基本
- 開発の視点
- 開発手法
くらしの良品研究所
- コラムやアンケートの実例
- 開発にむけた具体的なステップ
- オブザベーション具体例を数例
第3部
最強・P&Gブランディング最新版の極意
(13:15~14:35)
(株)ブリッジマン 代表取締役 市橋 和彦 氏
この1年間で、P&Gのブランド戦略が大きく変わっている
新たなブランド定義:ブランドの焦点は、消費者が享受できるブランド便益を中心に据えて、「それによって、消費者の生活がどれだけ改善できるか」について伝えていく。結果としてブランドを多くの人から「大好き」になってもらう。
- P&Gブランド戦略を大きく変えた三つの環境要因
- 先進国のデフレ経済
- 新興国の経済成長
- ソーシャル・メディアの浸透
- P&Gブランド戦略が変わった五つのポイント
- ブランド目的:
人々の生活の改善に役立ち、好かれる存在へ
- マインドセット:
「マーケティング」から「サービング」に
- 対象消費者:
世界50億人の「人々」に向けて
- 消費者理解:
言葉にならないニーズ=「思い」の発見がカギ
- ビッグ・アイデア:人々との日常対話の中から見つける
- ブランディング
- 新たな使用目的を形にして、そのベネフットを強く感じさせる
- サービングとマーケティングとの大きな違い
- サービングに基づくブランディング
- サービングによるブランド付加価値の付け方
- 消費者理解
従来は、消費者調査を通じてデータ化した調査結果を根拠にして商品開発・ブランド開発を進めた
- ブランドが「人々から好かれる」ためにすべきこと
- 新興国の消費者理解のポイント
- 新興国向け商品開発での留意点
- 初体験でお客の心を「ときめかせる」
- アイデア・イノベーションの威力
- (技術革新を必要としない手段で) 情緒的な価値を高める
- サービングによるブランディング事例
- 古い男性用化粧品ブランドに新たな息吹を入れた広告アイデア
- まとめ
第4部
注目されるソーシャルブランドとコーズリレーテッドマーケティング
(14:45~15:55)
(株)トライフ 代表取締役 障がい者自立支援団体「セルザチャレンジ」代表 中小企業診断士 手島 大輔 氏
―社会貢献とビジネスの共存を目指したブランド構築―
社会性を持つソーシャルブランドや社会貢献的なプロモーションは、消費者の共感を得、また企業のイメージ向上にも寄与し売上に貢献する取り組みとして、ここ数年注目されてきています。
製品や価格の競争優位性の先にあるものとして、いかに消費者に共感と感動を与えてブランドを愛顧していただくかが、現代のブランドの成功要因の一つともいえます。
ソーシャルブランディング、コーズリレーテッドマーケティングについて実績のある日本のソーシャルブランドプロデューサーの第一人者が、書籍などでは知ることのできない具体的な取り組み方法などをお話いたします。
- ソーシャルブランドとコーズリレーテッドマーケティング
- 社会貢献とビジネスとの融合
- オーガニック化粧品でのソーシャルブランド事例
- ソーシャルブランドの問題点
- 本当に社会貢献できているのか
- 消費者の共感を得られる取り組みとは
- 自社にしかできないブランド・取組を
- チャリティプログラムと支援先
- 自社内での社会貢献活動
- ソーシャルブランドとコーズリレーテッドマーケティングの今後
第5部
リブランディングと“価値訴求“
(16:10~17:20)
(株)ヤクルト本社 化粧品部 部長 市川 英次 氏
―ヤクルト「ミルミル」の成功事例から―
1978年発売のロングセラーブランド「ミルミル」は、売上減を理由に、2005年には販売休止になりましたが、今回、見事復活を果たし、ヒット商品に返り咲きました。その際のリブランディングの考え方や実施策を詳しくお話しします。
- 当社の概況
- 当社のプロフィール
- ヤクルトグループ流通の流れ
- 海外進出状況
- 乳酸菌とビフィズス菌
- ミルミル復活の背景と成果
- ビフィズス菌飲料の迷走
- ミルミル復活の真の理由
- 実施策と実施理由
- 販売結果と飲用層の実際
- ミルミル成功のポイント
- 変えたものと変えなかったもの
- 価値訴求の場面作りのための店頭スタッフの活用
- 真のワンツーワンマーケティングの展開
- 取り組みの具体的成果
- その後の展開