古くから赤い唇は女性の美の象徴とみなされ、口紅で色を塗ったりピアスで穴を開けるなどして修飾を施されてきた。メイクはトレンドがあり、口元にあまりフォーカスしない時代もあったが、口紅はいまだにメイクにおいて重要なアイテムである。また、口唇は皮膚と粘膜の移行部で、粘膜的な要素を有しており、構造的にも荒れやすく乾燥しやすい部位である。さらに飲食や会話等、外部刺激を受けやすい部位でもある。従って、口紅を設計するにあたっては、そのような口唇の特徴を知る必要がある。 本セミナーでは、口唇の特徴、口紅の処方設計においての基本的な骨格を説明し、消費者が求めている性能、その2大性能が、「持続とうるおい」であるが、それぞれについて実際の例を挙げて説明する。また「うるおい」に関しては、唇特有の動作である「唇をすり合わせた時の感触」に着目して開発した事例を紹介する。このユニークな性能はあるレオロジー物性と関連しており、レオロジーについても分かりやすく解説する。難しいと思いがちなレオロジーであるが、レオロジーを用いるとこんなユニークなことが分かるということを感じて頂ければと思う。
R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。