目からウロコの 導電性組成物 設計指南

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会場 開催

本セミナーでは、導電性組成物設計に必要な基礎知識から、実務に即した本当に使える実用知識を、実例や講師の経験を含めて解説いたします。
不正確な情報に翻弄されないための、確かな知識が身につくセミナーです。

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プログラム

高分子系組成物において安定した特定値域の導電性を発現させる製品群は、高い技術力の証左であり、また高い収益が見込める領域のひとつです。しかし、日本における導電設計分野は、客観性と理論整合性のある情報提供が少ないという特殊性が否定できませんでした。一部のカーボンブラックメーカーや導電性測定装置メーカーなどが、利益目的で主導した“ゆがんだ技術情報”は数多く、これらが技術者の「落とし穴」となっています。  本講座は、導電性組成物技術者に寄り添いながら、必要とされる広範囲な技術情報を実例と共に解説いたします。“他に振り回されない自身の配合設計感”が醸成されることを、講義の目的としています。

  1. 配合設計者のための基礎的教養
    1. 導電性組成物の歴史と変遷
    2. 導電分野の基礎用語
    3. 静電気の本質と設計反映への指針
    4. ポリマーが電気伝導を妨げる理由 さらに量子論
    5. カーボンブラック分野に棲み付く “デタラメ技術論”
  2. 導電性付与材料の選択と配合指針
    1. 全ての付与材料配合の基礎と定石を学ぶ
    2. 設計目標導電率に沿う選択眼
    3. 体積抵抗率を左右するカーボンブラックの属性
    4. 金属系材料の配合設計論
  3. 正確な抵抗値測定のための技術
    1. 電気計測物理学と導電性組成物の乖離
    2. 世界の測定規格と今後の方向性
    3. 過信傾向の「四探針法計測」の物理と限界
    4. 採用企業増加の抵抗値計測法「グラフ化法」解説
  4. 自社ラインに適合させる混練と製造の技術
    1. なぜに「バッチ化混練」は失敗するのか
    2. “界面歪を蓄積させない”という視点と加工技術
    3. 半導電領域に必須のコンパウンド養生技術
    4. 日本固有の「春夏秋冬」という難敵

会場

連合会館
101-0062 東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
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受講料

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