改正RoHS指令の規制動向 (フタル酸エステル類を中心に) と分析方法

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プログラム

第1部 改正RoHS指令の規制動向 (フタル酸エステル類を中心に) とその企業対応

(2019年1月28日 12:30〜15:00)

 フタル酸エステル類は改正RoHS (RoHS (II) ) 指令だけでなく、REACH規則、EU MDR (医療機器規則) 、アメリカのCPSIA (消費者保護法) やカルフォルニア州法のプロポジション65などで規制されています。  フタル酸エステル類の規制動向を踏まえて、RoHS (II) 指令の要求概要の基本的要求の解説、企業が懸念しているフタル酸エステル類の移行について、測定データから対応を考えます。  フタル酸エステル類の非意図的混入 (移行) 企業対応は、リスク管理となり、仕組み (Compliance Assurance System) で保証するしかありません。CEマーキングはリスクをベースとして適合を確認しますので、CASは技術文書の基本ともなります。  CEマーキングの適合宣言の企業対応としてのCAS構築の基本を解説します。

    1. リスクの考え方
    2. 摘発事例
  1. RoHS (II) 指令の本質
    1. 基本的要求事項
    2. 制限物質の動向
    3. CEマーキングの概要
    4. 技術文書の構成
  2. RoHS指令以外のフタル酸エステル類の規制動向
    1. EU GPSD、REACH規則やMDRなど
    2. アメリカ CPSIAやプロポジション65など
  3. 企業対応
    1. デューデリジェンスの考え方
    2. CAS (Compliance Assurance System) の構築手順

第2部 フタル酸エステル類の分析方法

(2019年1月28日 15:10〜16:40)

 EU RoHS指令の2015年3月の改正により、2019年7月22日以降は電気・電子製品に含まれる4種のフタル酸エステル系可塑剤の濃度の総和が0.1 %未満に規制されることになりました。RoHS規制物質の分析法についてはIEC (International Electrotechnical Commission; 国際電気標準会議) が推奨される標準法を策定しており、規制対象フタル酸エステル類の分析法についてはIEC 62321-8が2017年3月に発行されました。  本講座ではIEC 62321-8の推奨法、及びより簡易な新しい分析法への期待と課題について説明します。

  1. ガスクロマトグラフ-質量分析法
    (Gas Chromatography-Mass Spectrometry; GC-MS) の基礎
  2. IEC 62321-8で推奨されている分析法について
    • 精密分析 : 溶媒抽出GC-MS法
    • スクリーニング:Py (pyrolyzer) /TD (thermal desorption)-GC-MS法
  3. 新しい簡易なプレ・スクリーニング法への期待と課題
  4. 今後のIEC 62321の動向

会場

江東区産業会館
135-0016 東京都 江東区 東陽4丁目5-18
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