本セミナーでは、半導体パッケージおよびパッケージング技術 (方法、材料) の開発動向、樹脂材料への要求特性を分かりやすく解説いたします。
最近、通信デバイス (例;スマートフォン) の高速対応 (例;5G対策) が話題となっている。通信速度の高速化 (大容量化) には、ノイズ対策および高速伝送対策 (高速化対策) が鍵となる。特に、情報伝送は速度の遅い電気信号を用いるため、伝送距離の短縮が高速化の条件となる。現在、情報処理デバイスの心臓部=半導体はCSP化が進み、処理時間の律速はチップ内からチップ間へと変わっている。つまり、接続回路 (例;子基板、再配線) の短縮化に移っている。今後の高速化には、ノイズ対策だけでなく接続回路の短距離化が欠かせない状況となっている。 今回、高速通信への対応として、通信デバイスのノイズ対策および高速化対策 (距離短縮) に関する技術動向を解説する。特に、接続回路の薄層化技術について、開発状況および課題を詳しく説明する。