本セミナーでは、スプレードライ技術の基礎から解説し、新素材開発・薬剤開発の事例を交えて粉体の物性向上について詳解いたします。
スプレードライ技術は、古くは粉ミルクなどの製造で実用化されてきた。現在では、有機溶媒系の噴霧も可能になったため、その用途は機能性材料の研究開発になどに、幅広く活用されている。以前のような有機物 (食品) だけではなく、セラミックスなどの無機材料、金属や金属錯体、ポリマーなどの噴霧も盛んになっている。例えば、燃料電池の研究開発などはその代表例である。 ここでは、研究開発の現場の実例をできるだけ簡単に紹介しながら、粉体の物性向上を説明していく。