濾過とは、製品品質の向上や設備の信頼性向上を目的として、プロセス流体やシステム流体から、不要な成分 (コンタミナント) を取り除く操作・工程です。この濾過を適切に、かつ効果的に行うには、適切なフィルターの選定とともに、目的に適した濾過操作法の決定が重要です。
本セミナーでは、フィルターや濾過操作の基礎から応用、フィルターや濾過方式選定の際に考慮すべき要素について紹介いたします。
- 濾過とは (そもそも濾過とは何か?)
- 濾過とフィルターの定義
- 濾過の種類
- 粒子サイズを表す単位
- 除去対象のサイズによる分類
- 除去対象の捕捉のされ方による分類
- 清澄濾過と分級濾過
- 全量濾過と部分濾過
- 濾過とフィルターの基礎 (フィルターはどうやって粒子を捕まえるのか?)
- 粒子捕捉のメカニズム
- フィルターの種類と構造
- ろ材の材質
- フィルター形状
- ハウジング
- シール方法
- 濾過の操作法 (濾過といっても色々な方式があります)
- デッドエンド濾過とクロスフロー濾過
- 連続濾過とバッチ濾過
- シングルパス濾過とバッチ濾過
- フィルターの性能 (フィルターの性能はメーカー毎に違う?)
- 除粒子性能
- 流量特性
- 集塵容量
- 完全性試験
- バブルポイント試験
- フォワードフロー試験
- フィルターの選定方法 (どんなフィルターをどうやって選ぶか)
- 検討項目
- 濾過後の清浄度レベルの評価法
- ラボスケール試験・フィールド試験
- ディスポーザブルフィルターと濾過システムの選定方法
- フィルター製品への応用 (代表事例の紹介)
- 半導体製造プロセス用途
- 溶融ポリマー用途
- 食品用途
- 自動車製造工程用途