本セミナーでは、粘性と特性温度、熱膨張、比熱に熱伝導などの熱特性から脆性破壊、延性破壊などガラスの破壊特性や本質強度、さらには高強度ガラスに向けてのトピックなど、ガラスを扱う際に知っておくべきガラスの知識を幅広く提供いたします。
ガラスは、その構成原子が不規則に配列した固体です。固体の原子が不規則に並ぶか、規則的に並ぶかは、速く冷やすかゆっくり冷やすかのような「作り方」によって決まります。すなわち、ガラスの構造は化学組成が同じであっても一つに決まるものではないのです。このような特徴を正しく理解することは、ガラスの製造や使用の際のトラブルを出来るだけ少なくするためには必要です。 本セミナーでは、ガラスの熱物性と破壊特性という物性に着目して、ガラス材料を取り扱ううえで重要となる基礎的な事項を学びます。