本セミナーでは、静電気の基礎から、帯電防止・除電技術と各ツールの実用ノウハウ、トラブル事例、静電気不良の品質改善手法などについて解説いたします。
毎年冬場をメインに、電子機器製造工場はもとより食品・薬品工場等において、静電気によるトラブルが多く発生しております。トラブル内容としては、静電気破壊、異物混入等による品質不良、静電気障害による設備トラブル等です。 しかし、静電気は目で見ることができず、また時間変化とともに自然消滅してしまうので恒久対策が難しく、適切な対策ができていない工場は多いのではないでしょうか? 製造現場で発生する静電気不良を根絶するためには、帯電防止の知識を理解し、その要因が何であるかを知ることが大切です。そして恒久対策を打つためには、真の原因を調査し、原因に合った対策しなければなりません。 そのため今回の講座では、静電気理論・除電方法はもとより、品質管理の手法である「特性要因図」「なぜなぜ分析」等も解説し、現場での静電気トラブルを自ら低減できるようになることを目的とした内容にしています。また、最後にデモ不良事例を受講者が自ら解析し、発表する実習も行います。