スマートフォンのカメラやドライブレコーダーまた監視カメラや光センサーなどの製品は個人やセキュリティニーズの高まりから近年大いに普及してきています。こうした製品には従来ガラスレンズが使われてきていましたが形状の自由度や生産性の高さ等からプラスチックレンズが多用されてきています。ガラスレンズでは作りにくかった非球面や自由曲面形状を持つレンズや回折を利用したホログラム素子などのマイクロオプティクス (微小光学素子) がプラスチックでは具現化が可能で光学部品としての性能が格段に向上してきています。 しかしながらこうしたプラスチックレンズにも多くの弱点があり、それをよく理解して設計や生産の勘どころとしてわきまえる必要があります。 本セミナーではプラスチックレンズの基礎を説明しその長所短所をよく理解していただき新しい製品や部品の開発などに役立てていただくことを期待します。