日本の製造業の強みの一つが「生産技術」です。QC (品質管理) 、PM (生産保全) 、ジャストインタイムなどのなど優れた生産技術の手法が世界の製造業を支えています。加工とすり合わせの精度向上、組立作業の合理化、部品の管理などに役立てられています。
一方で、製造業には、化学、素材、表面処理などの「プロセス系」の技術分野があり、要素技術・川上技術として、製造業の中でも一定の割合を占めています。半導体や電子部品などの精密・微細加工の分野はこの技術領域が中心となっています。プロセス系の分野では、加工機の代わりにチャンバーや炉が用いられます。部品を製作して組み立てるのではなく、原料を精製し加工して質的に変化させていきます。そこでは図面ではなく処方 (レシピ) が設計の中心となります。工程を制御するパラメータも異なります。以上のようにプロセス系の技術分野は、機械・組立系とはかなり異なるものづくりとなっています。技術者に求められるスキルや考え方も違いがあります。
本講座では、プロセス系の生産技術にフォーカスして、その業務と求められるスキルについて、基礎的な所から体系的にかりやすく解説します。これからプロセス系の技術開発に関わる技術者や、業務をよりよくしたい、後輩を育てる前提知識を整理したい、という方に必要な知識を伝授します。プロセス生産技術に関わる技術者がスキルアップすつための重要なヒントが得られます。
- プロセス系の生産技術について現状把握しよう
- 生産技術の概要を理解しよう
- “プロセス系”と“機械系”、生産技術の違いとは?
- プロセス系の生産技術業務とその課題について
- プロセス生産技術のキホンをマスターしよう
- プロセス生産技術のQCDと、現場のキホン
- 品質課題とメカニズム、改善手法を知っておこう
- コスト (原価) 管理と改善手法を知っておこう
- 生産性と稼働率の基本と、改善手法を知っておこう
- プロセスの安全・環境についての鉄則
- 「問題解決力のある現場」を育てよう
- プロセス開発の基本を知ろう
- プロセス開発の基本的な流れとは?
- 生産技術者が知っておくべき「製品開発の流れ」とは?
- 材料調達と処方検討の手順と注意点とは?
- 新規生産ラインを立ち上げる手順と注意点とは?
- 既存生産ラインに新製品を投入する手順と注意点とは
- 営業と技術の上手な連携方法を知っておこう
- プロセス生産技術を極めよう
- プロセス技術者が陥るワナはこれ
- 改善ストーリーを極めてプロジェクトを走らせよう
- メカニズムをトコトン追究しよう
- QCD最適化から一歩進んだ業務にチャレンジしよう
- 強い生産技術チームの作り方
- 生産技術からイノベーションを生み出そう
- 社外技術を取り入れてイノベーションを起こす
- 企業を背負うリーダー技術者を育てるには?
- ものづくりの未来について
案内割引・複数名同時申込割引について
R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。
- R&D支援センターからの案内を希望する方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
- R&D支援センターからの案内を希望しない方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)