現代は、VUCA (ブーカ) の時代と言われています。VUCAとは、「Volatility (激動) 」「Uncertainty (不確実性) 」「Complexity (複雑性) 」「Ambiguity (不透明性) 」の頭文字をつなげた造語であり、Brexit (英国のEUからの脱退) やトランプ大統領の当選などが起こった2016年には、ダボス会議でも大きく取り上げられました。このような背景を受け、近年、研究開発テーマや新規事業テーマの創造に関して、従来とは異なる観点からの機会探索・テーマ創造ニーズが増大しています。 未来予測の方法論には様々なものがあり、確立した方法論もありますが、我々がお薦めし、実践している「未来洞察 (フォーサイト) 」は、「非連続な未来からインスピレーションを得て、中長期の経営・事業戦略策定や新規事業創造に活用する」ことに適したアプローチです。未来を知ろうとする、自らが未来を創ろうとする過程での「新たな気づき」があってこそ、未来の非連続性や不確実性を自社の戦略策定や事業・研究テーマ創造の源泉として活用可能になるという考え方です。 あらゆる方法論がそうであるように、未来洞察をツールとしてうまく活用するには、ちょっとしたコツと日々の実践が必要です。そこで、本セミナーでは、参加者同士の対話を交えながら、事例や実践知を紹介していきます。
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