自動車用樹脂窓に向けた耐摩耗性、耐擦傷性向上技術

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会場 開催

本セミナーでは、自動車用樹脂窓に求められる硬度、耐摩耗性、耐擦傷性を付与するための手法、密着性や耐候性の評価、テーバー摩耗試験・ワイパー試験の詳細について解説いたします。

日時

中止

プログラム

第1部 透明かつ高靱性を持つエラストマーの開発技術

(2019年1月11日 10:00〜11:30)

  1. 研究背景と課題
  2. エラストマーの特性とその問題点
    1. エラストマーの現状
    2. しなやかさの追求とその問題点
  3. 透明かつ高靱性を持つエラストマーの開発
    1. 透明かつ高靱性のエラストマーの特性
    2. ポリロタキサン架橋剤の利用技術
  4. エラストマーの自動車樹脂窓などへの応用可能性
  5. 今後の展望

第2部 ハードコートを用いた耐擦傷性向上技術

(2019年1月11日 12:10〜13:40)

 ポリカーボネート樹脂を使用したプラスチック窓について耐擦傷性の付与を目的にしたハードコートの性能・評価・実例などを紹介する。

  1. 車両用樹脂グレージング
    1. 樹脂グレージング材料
    2. ハードコートの種類
    3. 自動車用安全ガラス規格
    4. 採用例
  2. ハードコートの耐摩耗性試験
    1. テーバー摩耗試験
    2. ワイパー試験
    3. 今後の耐摩耗性試験方法
  3. ハードコートの耐摩耗性改良
    1. 光改質
    2. 光改質メカニズム
  4. その他の各種性能評価
    1. ハードコートの評価に必要な試験項目
  5. まとめ

第3部 車両用樹脂製窓ガラスの黄変度測定による劣化評価事例

(2019年1月11日 13:50〜15:20)

 鉄道車両における高分子材料の使用状況および要求性能について概説をした上で鉄道車両用の樹脂ガラスを対象とした黄変評価事例および劣化評価への応用例について紹介する。

  1. 鉄道車両における高分子材料の使用
    1. ゴム系材料
    2. 樹脂・プラスチック系材料
  2. 鉄道車両用材料における一般的特性と要求特性
    1. 安全性
    2. 信頼性
    3. 軽量化
    4. 最近の動向
  3. 研究事例
    1. 樹脂ガラスの一般的特徴、種類、用途
    2. ポリカーボネートの劣化と黄変挙動
    3. 長寿命化の可能性
    4. 現地での黄変測定と劣化評価への応用
  4. まとめ

第4部 超耐衝撃性アクリル板の開発と 自動車用樹脂窓への展開

(2019年1月11日 15:30〜17:00)

 AltuglasR ShieldUp (アルトグラス シールドアップ) は世界に先駆けて開発したPMMAキャスト板 で、かつてない耐衝撃性、温度に影響されない高透明性、耐薬品性の向上を実現した材料である。 アクリルの弱点を克服することにより、既存のアクリル板市場においても使用範囲の拡大や薄肉化が期待できるだけでなく、これまでに採用されなかった市場への導入が検討されている。  本講では、この材料の特長および代表的な物性を概説した後、自動車用樹脂グレージングに向けた用途展開の現状と今後の方向性について報告する。

  1. アルトグラス シールドアップについて
    1. 特長
    2. 代表的物性
    3. 製造方法
  2. 自動車用樹脂グレージングへの展開
    1. 耐化学薬品性
    2. 耐衝撃性
    3. 耐摩耗性
    4. その他の特性 (熱線吸収等)
  3. 今後の展開

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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