(2018年12月13日 10:00~11:30)
高反射率塗料 (クールペイント) は、現在、工場・倉庫の冷房負荷削減技術として急速に普及しつつあるが、適用可能な建築物は工場・倉庫だけにはとどまらない。 本講座では、ヒートアイランド対策や地球温暖化適応策としての利用方法を解説する。 時間が許せば、建築物以外の分野においても高反射率塗料が有効に導入できる事例を紹介したい。
(2018年12月13日 12:10〜13:40)
遮熱塗料、コーティング、フィルムに関する日射遮蔽性能および断熱性能に関する評価・試験の概要について解説する。また、実際の建物に使用されたケースを想定したシミュレーション計算により、その効果の事例を紹介する。
(2018年12月13日 13:50〜15:20)
弊社の「熱交換塗料ネオコート」の熱遮蔽の特徴は、「塗面による – 熱の反射 – 」ではなく「塗面による – 熱の取り込み – 」。 これは、本塗料に含まれる特殊な混和剤 (熱交換分子) が「特定温度内で熱エネルギーに対し反応する」という物理的な特性を巧みに利用したもので、反射効果や断熱効果に依存する事無く「熱の遮蔽」を成し遂げております。 「反射型材料」による「放射による熱の追放」や「断熱型塗材」に見られる「膜厚による伝熱の抑制」とは原理的に異なった新たな方法で「熱の遮蔽」に成功しております。 「熱交換塗料ネオコート」は太陽から発生する熱エネルギーを塗膜内にて電気エネルギーに変換して熱そのものを消耗する機能性塗料です。 その特徴や事例などをご紹介させて頂きます。 反射型塗料との違いや本塗料の特徴を比較しながらご説明するとともに、本塗料のメリット、デメリットをご説明させて頂きます。
(2018年12月13日 15:30〜17:00)
高日射反射率塗料はヒートイランド対策技術として世界的に注目されている。近年汚れの付着による汚染のために日射反射率が経時で低下することが問題となっており、対策が求められている。 本セミナーでは、外壁の汚染防止を目的に開発されたアクリルシリコン/アルキルシリケート系の低汚染型塗料を高日射反射率塗料に適用し、日射反射率の低下抑制効果を実物件等で検証した結果について紹介する。また、熱負荷計算によるエネルギー削減効果を算出し、低汚染型と従来型での比較や、国内と東南アジアの代表的な都市における削減効果について比較検討を行った。それらの結果について紹介する。