自動運転車レベル4~5動向 変わる技術と業界・消費者意識・内装デザイン

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欧米中の技術、提携関係・競争軸はどう変わり、どうなっていくか。
一般消費者は自動運転車に何を思い、期待し、いくら支払うか。
本セミナーでは、各社コンセプトカーや近年の展示会内容から分析する自動車内装の未来や2020年代の実用化・技術確立に向けて、知っておきたい業界・企業・消費者の新たな動きを解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部「欧米中における自動運転やV2Xコネクティッド化による競争軸の変化と各OEM動向」

(2018年12月11日 10:30〜12:00)

 昨今、自動車産業の大変革が叫ばれ、CASEと言われるコネクティッド © 、自動運転 (A) 、シェアリング等交通サービス (S) 、電動化 (E) の開発進化が著しい。このCASEの開発・運用基盤となるのが車載ネットワーク (E/Eアーキテクチャ、In – vehicleネットワーク) であり、その大変革が欧米、続いて中国で起こりつつある。  そこで、本講演では、欧米中の自動運転やV2Xコネクティッド、車載ネットワークなど (一部EVやシェアリング系含む) の各技術開発動向の詳細、提携関係、本質的な競争軸の変化などをお話し、下記の論点を明らかにしていく。

  1. 欧米中のV2X最新動向と、自動運転システムのアーキテクチャ変化
    1. 欧米OEMによるV2X連携の自動運転システム開発動向と連携状況
    2. 中国OEMによるV2X連携の自動運転システム開発動向と連携状況
    3. 自動運転システムにおける直前アシストのADAS制御から、事前計画を基にした自動運転制御への変化
      (取得・解析するデータや制御KPIなどの大きな変化)
  2. 欧州発の車載ネットワークの大変革
    1. CANからEthernetベースへの車載アーキテクチャの変革
    2. 末端センサやECU等に価値を置く分散制御から、セントラルコンピューティングやゾーンECUの集中制御への移行
    3. 1ギガビット秒 (Gbps) のデータ伝送から、10Gbps超の車載ネットワーク構成へ
    4. クラウド等外部サービスを起点にしたアーキテクチャ (SOA) 導入による動的なデータ伝送や想定ユースケース
  3. 車載ネットワーク変革と、電動化やシェアリング等交通サービスとの絡み (なぜCASEと呼ばれるのかの本質)
    1. 欧中OEMのEVs製品ポートフォリオの方向性
    2. 事前計画の自動運転制御やデータの動的伝送によるBEV電費向上等の実現 (クロスドメイン制御)
    3. 海外大手シェアリング勢による統合交通サービス化と自動運転レベル4の連携開発
  4. まとめ (国内勢の課題とポジション変化)

第2部「消費者の潜在需要調査:自動運転機能の経済価値」

(2018年12月11日 13:00〜14:00)

 本講は、自動運転自動車 (自動運転車) の急速な発展を背景として、大規模な調査を用いて、国内自動運転車に対する潜在需要を複数の視点から分析する。下記の内容について論点を明らかにする。

  1. 自動運転車が生み出す需要
    • 自動運転車への支払意思額
      • 推計結果
      • 自動運転への潜在需要の特徴
  2. 自動運転車が生み出す社会的ジレンマ
    • 消費者の倫理観の分析
      • 分析手法
      • 調査結果
      • 日本人の倫理観と人工知能
  3. まとめと文献紹介
    • 「人工知能の経済学 (暮らし・働き方・社会はどう変わるのか) 」 ミネルヴァ書房、2018年10月出版 (馬奈木俊介編著)

第3部「自動運転コンセプトカー、量産車からみる室内デザイン・マテリアル動向」

(2018年12月11日 14:15〜15:45)

 フランクフルトモーターショー2015からジュネーブ、パリモーターショー2018をプレスとして定点的に取材、各コンセプトカーや最新の新車におけるインテリア素材 (皮革、木、繊維、金属、繊維) 、ディスプレイやインタフェースなど車載電子機器についてディテール画像や動画を基に、現状を紹介します。

  1. 欧州モータショー一般動向
    • VWグループのI.D.シリーズ、Mercedes BenzのC・A・S・E等のプレスカンファレンスでの発表を基にしたEV動向
    • 欧州サプライヤーFaurecia, Valeo, Continental, Bosch等の展示品やプレスカンファレンスでの発表を基にした近未来の動向
  2. パリモーターショーインテリア素材動向
    • パリモーターショー2018最新動向
    • 内装素材動向
      • 皮革
      • 金属
      • 繊維
      • 樹脂
      • 形状
    • 車載機器動向
      • 光り方表現
      • ディスプレイ
      • インタフェース
      • 電子ミラー 等
    • 過去モーターショーから変遷による分析
  3. 異なる分野の動向とモビリティーとの共通点、動向から読み解く未来の質感動向
    • キッチン機器最新動向
      • ミラノサローネ2018
    • エレクトロニクス最新動向
      • CES2018
      • IFA2018
    • 上記分析から読み解く4つの方向性

第4部 Trends Shaping the Future E/E Architecture / 次世代電子・電気アーキテクチャーについてのトレンド

(2018年12月11日 16:00〜16:30) ※日本語講演

Automotive manufacturers stand at a crossroad in the beginning of the automated driving era. Should the vehicle architecture be modified building upon existing assets? Or, like new players from the West Coast in the USA, should we rather start again from scratches? In this presentation, three architectures tailored for automated driving are described: “reference”, which is the closest to the existing vehicle architectures, “evolution”, where some major changes are introduced, and “revolution”, where the architecture is completely revisited. We will compare these approaches based on various criteria such as cost, scalability and safety.

会場

大田区産業プラザ PiO
144-0035 東京都 大田区 南蒲田1-20-20
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