本セミナーは、「改正GMP省令対応SOP作成」「データインテグリティSOP作成」を2テーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 123,120円 → 全2コース申込 割引受講料 92,340円
日時
- 2019年1月24日 10時30分〜 2019年1月24日 16時30分
- 2019年1月25日 10時30分〜 2019年1月25日 16時30分
プログラム
2019年1月24日「改正GMP省令対応SOP作成セミナー」
GMP施行通知の施行 (2013年8月30日) から5年近く経過し、まもなくGMP省令が改正されます。
改正GMP省令は、ICHやPIC/S等の国際標準のGMP基準に整合されます。
特にICH-Q9 (品質リスクマネジメント) やICH-Q10 (医薬品品質システム) の遵守が求められます。
それにより、品質保証体制の充実が求められることとなりました。
改正GMP省令は、おおよそ以下の要件が追加される予定です。
- 医薬品品質システム
- 承認書遵守の徹底
- PIC/S GMPガイドライン重要項目
- 品質保証 (QA) 業務担当の設置
- 品質リスクマネジメント (第五条)
- 製販業者への連絡・連携
- 設備共用に関する規定
- Data Integrity
- 原料及び資材の参考品保管・製品の保存品保管 (第十四条に追加)
- 製品品質の照査 (第十五条)
- 安定性モニタリング (第十六条)
- 原料等の供給者管理 (第十七条)
また、用語の定義がICH-Q10と整合されます。例えば、「医薬品品質システム」、「上級経営陣」、「是正措置」、「予防措置」、「品質」などが第2条 (定義) に追記されます。いったいどのような手順書 (SOP) を作成すれば良いのでしょうか。
医薬品品質システム
ICH Q10 (医薬品品質システム) の取り込みはグローバルな流れでもあります。
したがって、改正GMP省令においては、ICH Q10の浸透が強く要求されます。
では、医薬品品質システムとはいったい何でしょうか。
医薬品品質システムにおいては、経営層 (トップマネジメント) の関与が求められます。
トップマネジメントは、医薬品品質システムの確立と実施の責任を持ちます。
また、定期的にマネジメントレビュによって品質をレビュし、医薬品品質システムの見直しを実施しなければなりません。
それにより、医薬品のライフサイクル全期間での継続的改善を促進することとなります。
また、製造所においては、従来の品質部門に品質保証に係る業務を担う組織 (QA) の設置が規定されます。
製造管理者の管理監督の下、品質保証に係わる業務を実際に遂行する組織としての手順書の作成と実施が求められます。
また、外部試験検査機関等の供給者管理も厳格化されます。
供給者監査の実施や供給者における変更管理も把握する必要があります。
さらに品質保証部門 (QA) は、是正措置や予防措置 (CAPA) を通じて、品質の改善を実施しなければなりません。
品質リスクマネジメント
これまでICH-Q9 「品質リスクマネジメントに関するガイドライン」は課長通知として発出されていました。
しかし、改正GMP省令においては、適切に品質リスクマネジメントが活用されるよう、ICHQ9の原則に則して手順書の作成と実施が求められます。
さらに品質リスクマネジメントの適用範囲として、「製品の製造管理及び品質管理」 だけでなく、「製造所における医薬品品質システム (PQS) 」も対象となります。
データインテグリティ
もっとも大きな追加事項としては、各種SOPにData Integrityの要件を追記しなければならないことでしょう。
改正GMP省令においては、Data Integrityの確保にため、手順書を作成する際に、「文書及び記録の完全性を確保」を盛り込むことが要求されます。
本セミナーでは、長年グローバルの製薬企業において医薬品品質システムの構築支援とSOP作成のコンサルテーションを実施してきたコンサルタントが、非常に分かりやすく具体的な事例をもとに改正GMP省令の対応方法とSOP作成方法を解説いたします。
また、SOPのサンプルも配布いたします。
- 改正GMP省令の概要
- GMP省令の改正に伴うインパクト
- 医薬品品質システムとは
- CAPA (是正措置・予防措置) とは
- 経営者 (トップマネジメント) の責任とは
- マネジメントレビュとは
- マネジメントレビュの実施方法
- 品質保証部門 (QA) の役割と責任について
- データインテグリティ概要 (詳細は2日目に解説)
- 供給者管理について
- 供給者管理の実施方法と留意事項
- 供給者監査の実施方法
- 具体的なSOP作成方法とサンプル解説
2019年1月25日「データインテグリティSOP作成セミナー」
製薬業界においては、患者の安全性を確保するためにデータインテグリティに関心が高まっています。紙媒体であれ、電子記録であれ、記録 (データ) や文書の信頼性を担保することは極めて重要です。 インテグリティ (integrity) を辞書で引くと「誠実」という意味であることが分かります。では、データが誠実ということは何を意味するのでしょうか。その答えは、規制当局にとってデータが信用できるということです。そのためには、データは作成されてから現在までの経緯 (例:変更) がわかるようにしておかなければなりません。つまり紙媒体であれ、電子記録であれ監査証跡が必要です。監査証跡が必要ということは、データが生データだけではなく、メタデータも含めて完全でなければならないということです。したがって、データインテグリティは、「データの完全性」と訳されます。 ではいったい、データの完全性を担保するためには、どのような事項に留意するべきなのでしょうか。またデータインテグリティが失われた場合、何が問題になるのでしょうか。 昨今の製薬企業では、記録を手書きにより作成することは非常に少なくなりました。多くの場合、記録は電子で作成されます。記録の保管については電子記録を紙媒体に印刷したものに手書き署名 (記名・捺印) をするといったハイブリッドな使用方法が多くを占めます。しかしながら、ハイブリッドシステムでは不正が容易になってしまいます。つまり電子記録を改ざんした後に再印刷し、バックデートで署名するといった手口です。電子記録と紙媒体の管理はどのように行うべきでしょうか。 一方において、FDAは1997年に21 CFR Part11を発行し、電子記録の信頼性に関する要求事項を明らかにしました。しかしながら、その要件には実現が困難なものも多くありました。特に問題となったのは、コンプライアンスコストです。規制当局は、患者の安全性を担保するために規制要件を強化する必要がありますが、規制要件を強化しすぎるとコンプライアンスコストを高める結果となってしまいます。製薬企業が負ったコンプライアンスコストは薬価に転嫁され、結果的には患者負担となってしまいます。すなわち、いたずらにコンプライアンスコストを高めてしまうことは、逆に患者に負担を強いる結果となってしまうのです。 そこでFDAは、2003年に新しい医薬品監視指導方針として「リスクベースドアプローチ」という方法を発表しました。FDAの最新のPart11の期待と指導はどのようになっているのでしょうか。またFDAの査察官は、どのように電子記録の不正を見破るのでしょうか。 2015年には、イギリスのMHRAが「MHRA Data Integrity Definitions and Expectations」と呼ばれるガイダンスを発行しました。その内容は非常に参考になります。今後は世界の規制当局が同じようにデータインテグリティに関する期待を述べる機会が増えると思われます。 本セミナーでは、データや文書のインテグリティ確保に関する基本的な事項を要点をまとめてわかりやすく解説いたします。またデータインテグリティSOPのサンプルを配布し、データインテグリティSOPの作成方法を説明いたします。
- データインテグリティ入門
- なぜデータインテグリティか?
- データインテグリティが損なわれると何が問題か
- 生データとは
- 生データの管理方法とデータインテグリティ
- 紙媒体の管理方法
- 生データの監査方法と留意事項
- 紙記録と電子記録の相違点と留意事項
- データと文書の管理方法の相違点と留意事項
- 電子記録のデータインテグリティ
- 電子化におけるリスクとは
- 電子生データとは
- ALCOAとは
- 電子記録の管理方法
- ハイブリッドシステム (電子記録+手書き署名) の問題点
- 電子記録は絶対に削除してはならない
- Excelで電子記録を保管する際の留意点
- Part11の経緯と動向
- Part11の問題点とFDAの最新の期待と指導について
- 現在のPart11査察の実施方法
- コンピュータバリデーション (CSV) はどこまで必要か
- FDAのデータインテグリティに関する懸念事項
- 日本の当局と欧米の当局の査察方法の違いについて
- FDAの査察官はどのようにしてデータの不正をチェックするのか
- 規制当局が査察を効率化するための方策とは
- コンプライアンスコストとデータインテグリティ
- リスクベースドアプローチとは
- 品質システムアプローチとは
- ICH – Q10とデータインテグリティ
- GMPとデータインテグリティ
- 患者の安全性、データの完全性、製品の品質について
- 出荷判定の重要性
- QP (Qualified Person) とは
- 製造記録とデータインテグリティ
- 品質試験記録とデータインテグリティ
- PIC/S GMP Chapter 4における文書の管理について
- PIC/S GMP Annex 11にみるデータインテグリティ要求事項
- PIC/S GMP Annex 15にみるデータインテグリティ要求事項
- GCPとデータインテグリティ
- 臨床試験におけるデータインテグリティについて
- 臨床試験における症例データの管理と留意点
- 申請文書 (eCTD) の信頼性保証について
- ER/ES指針について
- MHRA Data Integrity Definitions and Expectations解説
- MHRA Data Integrity Definitions and Expectationsとは
- Data Governanceとは
- Original record / true copyとは
- コンピュータシステム導入の留意点
- データインテグリティSOPサンプル解説
- 質疑応答・名刺交換
会場
受講料
- 1名様: 85,500円(税別) / 94,050円(税込)
- 複数名: 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
複数名同時受講の割引特典について
- 2名様でお申込みの場合、1名あたり 83,000円(税別) / 89,640円(税込) で受講いただけます。
- 3名様以上でお申込みの場合、1名あたり 80,000円(税別) / 86,400円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 85,500円(税別) / 92,340円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 166,000円(税別) / 179,280円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 240,000円(税別) / 259,200円(税込)
- 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。 - 他の割引は併用できません。