第1部 磁界共振結合によるEVへのワイヤレス給電技術と走行中給電を実現する要素技術
(2018年12月4日 10:00~12:00)
実際には若干の遅れがあるが、2019年末にEVへの停車中充電の規格化が完成するとされている。そして、その次には走行中充電の時代が来る。
本講演では、EVへのワイヤレス充電の規格では最も早く進んでいるSAE規格のJ2954について紹介する。そして、EVへの充電に使われるワイヤレス電力伝送技術の紹介と、走行中充電の研究について紹介する。
- ワイヤレス電力伝送の背景
- ワイヤレス電力伝送の需要背景
- 磁界共鳴方式
- 電界共鳴方式
- 標準化動向など
- 標準化動向 (SAE J2954の最新動向など)
- 磁界共鳴 (磁界共振結合)
- 磁界共鳴
- 等価回路の導出
- 電磁誘導と磁界共鳴の統一理論
- N-N
- N-S
- S-N
- S-S
- EVへの走行中充電
- 走行中充電の各種方式
- コンデンサレス&フェライトレスの走行用コイル
- センサレス&アクティブ方式
- 最大効率追従制御
- 自動走行
- まとめ
第2部 マイクロ波方式におけるワイヤレス給電技術の理論・応用と開発動向
(2018年12月4日 13:00〜17:00)
ワイヤレス給電は近年注目を浴びている技術の一つであるが、期待が先行し、理論的・技術的にできること、できないことが把握されていない。
本講演では特に電磁波 (マイクロ波) を用いたワイヤレス給電の理論と応用に関して基本を説明し、理論的得失を踏まえた上で考えられる応用を紹介する。 また、世界の実用化、標準化の最新情報を紹介し、我々が今後取るべき方策について説明する。
- はじめに
- マイクロ波方式ワイヤレス給電の理論と応用
- マイクロ波方式と他方式との違い
- マイクロ波方式の理論
- マイクロ波方式の応用
- 国内・世界の非接触給電の実用化・標準化の最新動向
- 世界での研究動向
- 国内での研究動向
- 京都大学での研究動向
- マグネトロンを用いた高効率安価な送電システム
- フェーズドアレーを用いた高精度ビームフォーミング技術
- マイクロ波受電素子 (レクテナ) の高効率化・小型化、研究開発
- まとめ