知財 (IP) ランドスケープの分析、評価、活用法

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プログラム

第1部. 知財 (IP) ランドスケープの分析、評価、活用法

~ライフサイエンス分野における~

(2018年11月9日 10:00〜12:00)

 「特許情報」は、企業の技術的な本音が反映された「技術経営戦略に関するビッグデータ」であり、ライフサイエンス分野においてもIPランドスケープ手法は、将来のビジネス構図検討、経営戦略、研究開発戦略の策定に活用できる。本セミナーでは、IPランドスケープに基づく知財分析手法の概要及び特徴にふれるとともに、具体的な事例をいくつかご紹介する。

  1. IPランドスケープと何か
    • 特許公報には何が書いてある?
    • なぜ特許情報は有用なのか?
    • IPランドスケープの定義
    • 従来の特許調査との違いは?
    • IPランドスケープの手法 (マクロ、ミクロ、トレンド)
    • 「特許情報分析」から何がわかるか? (解析のサンプル)
  2. IPランドスケープの活用事例
    1. 技術の特徴を生かした有望用途の探索
    2. 着目会社の技術開発戦略の動きを把握
    3. 知財による技術の「目利き」 (バイオ分野)
  3. まとめ

第2部. IPランドスケープによる戦略的意思決定とパテントポートフォリオの策定、評価

~ライフサイエンス分野における~

(2018年11月9日 13:00〜17:00)

 アカデミアやスタートアップ・ベンチャーに限らず、新規事業を行う際やM&Aの際には戦略的意思決定が必要とされる時代となってきた。そのためには昨今、IPポートフォリオの策定や知財評価は必須である。ポートフォリオ策定のためには、特許等の知的財産情報の調査、分析、および評価が必要である。最近は、単純な特許マップにとどまらず、経済産業省が提唱する「知財人材スキル標準 version2.0」でも「IPランドスケープ」 (知財のランドスケープ) という分析手法が取り上げられ注目されている。この分析・評価では、特許情報に加え、非特許情報・金融情報等を取り混ぜ様々な視点の分析・評価を行うなど、実際の事業展開への活用を意識したものであり、知財デューデリジェンス (知財DD) でも活用され始めている。 ランドスケープ策定のための方法論が多数提唱されているが、これまでに開発された手法は、ICT、電気、機械分野では有効であり、精度が格段に上がってきている。しかしながら、こと、遺伝子配列 (アミノ酸配列、DNA配列を含む) や化学構造式 (三次元構造などを含む) ではそのまま応用することができず、したとしても精度が極めて低いものとなることが多い。  本講座では、筆者が日常業務で遭遇する問題点を紹介し、その解決手法、得られた結果の応用例を紹介し、戦略的意志決定への応用のための考え方を解説し、評価、見るポイントを最新の知見をもとに紹介する。

  1. 戦略的意思決定と知財
    1. 戦略的意思決定とは
    2. 事業戦略と戦略的意思決定
    3. 事業戦略と知財
    4. 知財戦略の重要性?米国企業と日本企業における「知財」担当の地位
  2. 知財ポートフォリオ
    1. 知財ポートフォリオとは
    2. 知財ランドスケープ
    3. ランドスケープ策定の一般論
    4. ランドスケープ策定の限界
  3. ライフサイエンスと事業戦略
    1. ライフサイエンス概論
    2. ライフサイエンスの知財概論
    3. ライフサイエンス分野の知財権利行使の特殊性
    4. ライフサイエンスと規制科学 (Regulatory Sciences)
    5. ライフサイエンスの調査分析とその問題点
  4. ライフサイエンス分野のランドスケープ論
    1. 総論
    2. 策定 – 方法論
    3. 得られた結果の評価分析論
    4. 応用
    5. 事業戦略への応用
  5. 最後に
    1. 概論
    2. ワークショップ (ブレストタイム)
    3. まとめ

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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