保湿性に優れたスキンケア洗浄剤の処方設計

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プログラム

第1部「界面活性剤の選び方と剤型別にみる処方設計」

(12:30~15:00)

 スキンケア洗浄剤 (洗顔料、クレンジング料等) にはいろいろな剤型が開発されており、消費者の好みやニーズに対応してきている。スキンケア洗浄剤は種々の成分から構成されるが、洗浄成分として機能するものに各種の界面活性剤がある。スキンケア洗浄剤は使用頻度が多いために、肌に対する負担をできるだけかけないようにするために、いわゆる低刺激性界面活性剤が主要成分もしくは補助成分として使用されている。低刺激性界面活性剤の開発の歴史はすでに30年になるが、単に刺激性が低いということだけでなく何らかの機能を有する洗浄成分であることが求められるようになってきており、低刺激性と機能性を合わせもった成分であることが必要である。  本講演ではスキンケア洗浄剤に使用される低刺激性界面活性剤の種類とその特徴についてまず解説し、次に低刺激性界面活性剤を使用したスキンケア洗浄剤の事例を紹介し、その特徴について解説する。

  1. 界面活性剤の基礎
    1. 界面活性剤の種類
    2. 界面活性剤の機能
  2. スキンケア洗浄剤
    1. スキンケア洗浄の重要性
    2. スキンケア洗浄剤の種類
    3. 洗顔料処方の特徴
    4. クレンジング料処方の特徴
    5. ボディ洗浄料処方の特徴
    6. ヘアシャンプー処方の特徴
  3. 低刺激性界面活性剤
    1. 低刺激性界面活性剤開発の歴史
    2. 低刺激性界面活性剤の種類
    3. アミノ酸系アニオン界面活性剤
    4. リン酸エステル系アニオン界面活性剤
    5. その他アニオン界面活性剤
    6. 両性界面活性剤
    7. ノニオン界面活性剤
  4. 低刺激性界面活性剤を応用したスキンケア洗浄剤
    1. 洗顔料処方
    2. ボディ洗浄料処方
    3. クレンジング料処方
    4. ヘアシャンプー処方

第2部「保湿性を高める皮膚洗浄剤の開発と評価事例」

(15:10~16:30)

 スキンケア洗浄剤の一つであるボディソープは、本来泡立てて肌の汚れをしっかりと落とすことが主な役割であるが、生活者の生活の変化等から、近年では「保湿」機能が魅力的な訴求ポイントして挙げられる。本講演では、ボディソープの保湿性を高めるための方法として、アニオン性界面活性剤とカチオン性高分子がすすぎ時に形成する複合体に着目した技術を中心に、皮膚洗浄剤の処方設計と保湿性及び使用感評価の事例を紹介する。

  1. 皮膚の構造
  2. 保湿性を高めるための処方設計
    1. 界面活性剤の選び方
    2. 保湿成分の選び方
    3. 保湿成分の残し方
    4. その他求められる性能
  3. 保湿性や洗いあがりの評価・分析
    1. 保湿性の評価
    2. 使用感 (しっとり・さらさら) の評価

会場

江東区産業会館
135-0016 東京都 江東区 東陽4丁目5-18
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