ミリ波レーダ・5G材料と部品の測定・評価技術

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プログラム

本セミナーでは既存の高周波帯とは異なる技術も要求される、ミリ波材料・部品の測定と評価の方法およびコツを解説します。また、その前段としてミリ波および高周波部品材料の開発動向も紹介し、ミリ波・高周波部材の製品開発・品質評価に携わる方だけでなく、車載・通信部材開発に興味をお持ちの方にもミリ波帯の全体像が学べる構成になっています。多くの方々のご参加をお待ちしております。

第1部 ミリ波・高速通信市場と関連材料技術動向

(12:30~13:30)

 2020年をターゲットにした自動運転・ADASおよび第5世代移動通信 (5G) の導入に向けた動きが活発化している。ミリ波レーダーと5Gには材料技術としての共通項が多く、我々はそこに着目しマルチクライアントレポートをまとめた。ここでは、市場全体を俯瞰しつつ、関連材料技術に求められる課題に迫りたい。

  1. 次世代高速通信市場動向
    1. 車載通信市場
      • ミリ波レーダー
      • V2X
    2. 5G関連通信市場
  2. 用途別高周波開発動向
    1. ミリ波レーダー
    2. 大面積リジッド基板
    3. サブストレート基板
    4. フレキシブル基板
  3. 関連材料技術動向
    1. ベース樹脂による手法
      • フッ素系
      • PPE系等
    2. ガラスクロスによる手法
    3. 銅による手法
    4. その他
      • フィラー
      • 多孔質等
  4. まとめ

第2部 ミリ波帯の誘電率測定

(13:40~15:10)

 自動運転車の開発に伴い、レーダーの開発が本格化し、ミリ波に適したプリント板、パッチアンテナ、ミリ波に適したレドームまたカバーなどの最適化および5G用材料の開発に必要なミリ波帯誘電率測定の方法と測定のコツについて説明する。

  1. 各種の目的による測定への要求
  2. 開発エンジニアの知りたい具体例
  3. 開放型 (ファブリペロー) 共振器法とは
  4. 開放型共振器法による実施例
  5. 周波数変化法とは
  6. 周波数変化法による実施例
  7. 各種問題点の解決法
  8. 低周波も含めた各種測定法の紹介

第3部 車載ミリ波レーダ・ミリ波通信の測定

(15:20~16:50)

 ミリ波車載レーダは、距離分解能の向上などのため、高いキャリア周波 (79GHz帯) への移行、GHzオーダーの超広帯域信号が採用されています。また11adや5Gなどミリ波帯を利用した通信も本格化しつつあります。本講座では、IC評価およびモジュール評価のためのソリューションをご紹介いたします。

  1. 概要
    1. 車載ミリ波レーダ概要
    2. ミリ波通信概要 (11ad, 5G)
  2. レーダモジュールの評価
    1. ミリ波スペクトラム測定
    2. FMリニアリティ測定
    3. レーダターゲットシミュレータを用いたレーダ性能検査
    4. 電源ノイズ・レーダ干渉信号の影響
  3. ミリ波通信モジュールの評価
    1. 変調解析 測定系の補正技術
    2. OTA (Over the Air) 試験
  4. 部品評価
    1. 発振器
      • ミリ波位相雑音測定
    2. アンプ
      • ミリ波Spara測定
      • ハイパワー測定
      • X-parameter (~67GHz)
    3. 周波数変換デバイス
      • 周波数変換特性
      • マッチング
      • スプリアス評価
  5. まとめ

会場

中央大学 駿河台記念館
101-0062 東京都 千代田区 神田駿河台3丁目11−5
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