市場品質を予測し、最適な対応をするための信頼性解析 活用テクニック

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本セミナーでは、市場での製品の故障・不具合の予測や品質問題の未然防止のために信頼性データの基礎から整理し、データ解析・解析結果の解釈までを詳解いたします。

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プログラム

市場で製品が故障したときには、お客様の信頼を失わないために最優先で対応しなければなりません。企業にとって、こうしたリスクのマネジメント、つまり何が起きるかを予測して対策を考える事は欠かせない活動です。  良品として出荷したはずの製品が、使用中に故障する問題を扱うのが信頼性です。 リスクのマネジメントでは、開発・設計・生産の情報を素に、市場における品質を予測し、最適な対応策を準備する必要があります。  市場の製品故障は不良品が混在するのではなく、設計的な弱さが顕になることで発生します。これから発生する可能性のある不具合に準備するだけでなく、設計力を向上させることが不可欠となっています。この講座では、故障に至る経緯を整理しながら、設計・生産・市場の情報から、信頼性データの解析手法を用いて問題を予測する方法とその解釈のコツを紹介します。

  1. なぜ市場で問題が発生するのか?
    1. 毎年起こる重要品質問題
    2. 市場品質問題のもたらす影響
      • 保全性
      • 品質ロス
      • 信頼とシェア喪失
    3. 不良品と故障の違いと市場信頼性の指標
    4. 総合信頼性 (ディペンダビリティ) の特徴とその要求の背景
  2. 信頼性の基礎
    1. 信頼性の特徴と基礎概念
    2. 信頼性設計のための技術・管理・解析手法とその特徴
    3. 信頼性で統計手法を用いる理由と代表的な分布
    4. 統計的手法の応用
    5. バラツキの把握と理解の重要性
  3. 予測の手法とポイント
    1. 信頼性の予測とその狙い
    2. 代表的な予測の手法とその特徴
    3. 信頼性予測での注意
    4. 市場品質 (市場の製品信頼性) 情報の種類と収集
  4. 信頼性データの解析と予測への応用
    1. 信頼性データの種類と解析での注意
    2. ワイブル分布の特徴と解析方法 (実習付き)
    3. 解析結果の解釈とその注意
    4. ワイブル解析からのアクションと予測への応用 (実習付き)
  5. その他の信頼性予測の手法
    1. 故障メカニズムからの予測手法とその注意 (故障物理モデル)
    2. FTA/FMEAと市場予測への応用
    3. 市場信頼性データからの予測
    4. 保全性の設計手法
  6. 市場の不具合と再発防止
    1. 故障解析とその注意
    2. 故障発生のプロセスへの着目
    3. 設計審査とプロセス視点での再発防止
  7. 終わりに

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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