本セミナーでは、EMCの基礎から豊富な対策事例まで解説いたします。
また自動車特有のEMC、ノイズ問題についても解説いたします。
(2018年11月26日 12:30〜14:30)
私たちはパソコン、テレビ、スマートフォン、自動車など多くの機器で囲まれています。これらの機器が安全で正常に動作するにはEMC対策が不可欠です。 本講座では最初に初心者向けのEMCの基礎知識を解説し、さらに代表的なノイズ対策部品としてチップビーズ、コンデンサ、3端子フィルタ、コモンモードフィルタ、ケーブル用コア等について、構造や種類、効果的な選び方などについて詳しく解説します。3端子フィルタについてはアナログRGBラインの放射ノイズ対策事例、コモンモードフィルタについては差動伝送ラインでのコモンモードノイズ低減効果を紹介します。またAC電源ラインのノイズ対策ではEMCフィルタを使用する場合の注意点やノイズ対策のノウハウなどを解説します。ACラインにはインパルス性のノイズなどが多く含まれており、これが機器の誤動作などを引き起こす原因となります。この対策としてEMCフィルタを使用しますが、より効果のあるフィルタとしてアモルファスコアを採用したものがあります。通常のフェライトコアを使用したフィルタとの特性の違いを詳しく解説します。最後にDC – DCコンバーダの放射ノイズ対策事例を紹介します。
(2018年11月26日 14:45〜16:00)
自動車には電子機器が多く搭載されているため、モータや電子制御ユニット、通信ラインなどいろいろな機器がノイズになる可能性があり、EMC規格 (注) によって規制されています。ノイズ対策としてはシールドや配線の調整、対策部品挿入などが一般的です。その際にノイズ源の場所や電圧を観測することで、より適した対策をとることが可能です。たとえば静電気で誤動作が発生する場合、どのラインからどの電圧レベルの静電気ノイズが侵入しているかなど、ノイズ電圧波形を観測できれば的確な対策をとることができます。 このセミナーではいろいろな自動車ユニットのEMC対策事例と、ノイズ源の観測および対策部品の効果について紹介します。
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