(2018年11月14日 10:00〜11:30)
企業においては、事業発展のために、そのコアとなる知的財産の蓄積を如何に行い、そして蓄えられた知的財産を如何に活用していくかが重要となっていることは言うまでもない。本講演においては、知的財産のユーザーである事業部門の関係者あるいは新事業を企画する関係者を交えた知財活動チームを編成し、それを母体とした三位一体の知財活動を行うことが、事業発展に結びつく知的財産を蓄積する上で有効であることを説明する。そして化学産業に属する当社として、知的財産の蓄積と活用を図る上で、オープン&クローズ戦略が持つ意味合いとその適用の可能性について考察した結果について述べたい。
(2018年11月14日 12:15〜13:45)
従来のモノづくり (製造業) やコトづくり (サービス提供) の事業ならびに研究開発の進め方が、人工知能等の普及に伴い今後も激変しつつあり、その戦略についても経営環境に即応して「変えること」と経営環境の変化にかかわらず「変えないこと」を見極めていくことが求められている。 その環境変化に影響されずに事業の根幹に係る「変えないこと」として、「オープン・クローズド戦略」があり、その理解ならびに運用の方法によっては、当然得られる利益も逸失しかねなくなることも起こり得る。 そこで具体的なこのオープン・クローズド戦略の実践方法を、ご自身の業務に活用できることを目標に、いくつかの実例にもとづきながら説明する。
(2018年11月14日 14:00〜15:30)
上記表題についての講演依頼を受けたので、基本的考え方を概説する。具体例を細かくは説明できないが、基礎研究から開発、事業化の各段階を意識した知財マネジメントについて説明する。
(2018年11月14日 15:45〜17:15)
技術などを秘匿または特許権などの独占的排他権を実施するクローズ・モデルの知財戦略に加え、他社に公開またはライセンスを行うオープン・モデルの知財戦略を取り入れ、自社利益拡大のために特許出願・権利化、権利の活用、権利の維持を、戦略的に行うことが重要となってきました。加えて、営業秘密管理を含めた総合的な知的財産の保護・活用戦略の推進が必要とされてきています。 こうした環境変化の中、オープン&クローズ戦略を踏まえた特許出願・権利化戦略、保有特許の棚卸しについての考え方と当社における事例を紹介します。