濾過のメカニズム、プロセス設計と運転条件、スケールアップ

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プログラム

第1部 濾過のメカニズムとプロセス設計

(2018年11月14日 10:00〜14:45) (45分の昼食休憩を含みます)

 濾過現象は、対象となる懸濁液の特性、分離の目的に応じた様々な濾材・濾過装置、操作条件など、様々な因子の影響を受ける複雑な現象です。濾過プロセスを最適化するには、この濾過現象を理解していく必要がありますが、実際には理論的な扱いが難しいことが多く、経験の蓄積が重視される技術分野でもあります。  本セミナーでは、固液分散系の特徴とその評価、圧力損失の基礎、濾過と濾材の種類、濾過メカニズムと数式表現と設計、濾過プロセスの最適化法についてわかり易く概説し、濾過技術に関連する知識の全体像を習得します。

  1. はじめに ~濾過プロセスの概要~
  2. 固液分散系
    1. 水・溶液に関する基礎知識
      1. 溶液物性
        • 粘度
        • 密度
      2. 移動現象
        • 拡散係数
        • レオロジー
    2. 固液分散系
      1. 溶質、コロイド、微粒子 粒子径分布
      2. 微粒子群の挙動 沈降特性
      3. 分散・凝集と界面化学 ゼータ電位
  3. 圧力損失の基礎
    1. 圧力損失はなぜ起きるか
      1. 粘性の法則
      2. 圧力損失のモデル式
        • 円管
        • 粒子充填層
    2. 濾過プロセスにおける圧力損失
      1. 濾材の圧力損失
      2. 粒子の捕捉と圧力損失
      3. ケーク層の形成と圧力損失
  4. 濾過と濾材の種類
    1. 濾過の種類
      • 深層濾過
      • 濾材濾過
      • ケーク濾過
    2. 濾材の種類
      1. 深層濾過の濾材
      2. フィルター・膜
      3. ケーク濾過
    3. 濾過のメカニズムと数式
      1. 濾過現象の数式表現
        • 粒子の阻止
        • 圧力損失
      2. 深層濾過
      3. ケーク濾過
      4. 膜濾過
        • 精密濾過
        • 限外濾過
        • 逆浸透
  5. 濾過のメカニズムと数式
    1. 濾過のメカニズムと数式
      1. 濾過現象の数式表現
        • 粒子の阻止
        • 圧力損失
      2. 深層濾過
      3. ケーク濾過
      4. 膜濾過
        • 精密濾過
        • 限外濾過
        • 逆浸透
    2. 濾過データの解析
  6. 濾過プロセスの設計
    1. ラボ実験による濾過特性評価
    2. 濾過データの解析とスケールアップ手順
    3. 濾過プロセスの設計
      1. ラボ実験による濾過特性評価
      2. 濾過データの解析とスケールアップ手順
      3. 濾過プロセスの設計
  7. 濾過プロセスの最適化法
    1. 凝集による前処理
    2. 濾過助剤
    3. 運転・計測・管理

第2部 濾過・分離装置の種類、特徴と操作、スケールアップの実際

(2018年11月14日 15:00〜17:00)

  1. 固液分離装置
  2. 濾過事例
  3. 濾過操作要素
    1. ルースの定圧濾過式
    2. 濾過操作要素の影響
      1. 回転速度
      2. サイクル時間
      3. スラリー濃度の影響
      4. 濾過操作要素
        • 濾過圧力の影響
        • 濾液粘度の影響
        • 濾液比重の影響
    3. 脱液操作
      1. ケーキ含液率
      2. 脱液性能
      3. ラボ試験の脱液操作
    4. スケールアップ
  4. スケールアップ事例

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