(2018年10月22日 10:00〜11:30)
キユーピーはマヨネーズやドレッシング等サラダ調味料を主力事業とし、そこからタマゴ事業やサラダ・惣菜事業に発展してきた。また、パスタソース等の調理ソースや育児食、高齢者食の加工食品領域も手がけ、「内食、中食、外食」と「世代・年代層」のマトリクスを網羅する広い事業領域を手がける。また、ファインケミカル事業では 機能性食品素材から医薬・化粧素材を製造販売する。この事業領域に、効果的に直近の事業成果並びに近未来への技術蓄積を行うため、 限られた研究開発リソースを効果的に配置し、研究開発体制のあり方を工夫している。今年は3年間の8次中期経営計画の最終年度であり、来年度からの9次中計に向け 組織再編を行い、更なる付加価値創出を目指す。また、技術テーマのマネジメントを 修正し、より効率的な付加価値を生む工夫を行った。本日は、その取組みと成果について解説いたします。
(2018年10月22日 12:15〜13:45)
当社では、「美」と「健康」を事業ドメインとし、商材として「化粧品」「健康食品」を開発している。これらの商材をターゲットとし、お客様視点での他社商品に対する優位差別化 (商品への競争力の付与) が研究開発の目的である。商材の特性上、比較的スピーディな成果創出が求められる。開発体制としては、「基礎研究」と「応用研究」の連携、そして「化粧品開発」と「健康食品開発」の連携を効率的に図り、如何にシナジーを生み出すかということが重要であり、イノベーション創出のためには、成果創出に対するモチベーションを向上させながら、新たなる研究領域への挑戦に繋がるような研究を促進することが重要である。若干のイノベーション創出事例を紹介する。
(2018年10月22日 14:00〜15:30)
「わたしたちは、塗料とコーティング技術の持つ力を高めることで、生活に彩と快適さ・安心を提供します。」日本ペイントホールディングスグループの経営理念に示す通り、メーカーにとって技術は事業の根幹である。当社グループは2014年9月に持株会社体制へと移行し、その際、研究開発体制も再編した。ホールディングスのR&D本部は将来を見据えたイノベーション創出と基盤技術の維持・深耕に取り組む一方、事業会社は市場・顧客に密着した技術開発に集中する、と明確に役割分担した。同時にグループ内の技術を共有・活用するため、技術の棚卸を行った。当社グループの研究開発の考え方と活動の一端を紹介する。
(2018年10月22日 15:45〜17:15)
成熟社会で技術開発成果が事業につながりにくくなっている中、研究開発組織はさらにIoTやAIなどの大きな技術変革への対応が求められている。そのような中、その解を組織変革に求める企業が多く見られるが、なかなか上手くいっていない場面を多く見かける。本セミナーでは、新たな価値創出に繋がるイノベーションを生み出す組織を実現する為のポイントについて事例を交えながら紹介する