「データインテグリティの本質」「スプレッドシート信頼性担保」コース

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プログラム

2018年10月17日「FDA査察200件の指摘ファクトに基づきデータインテグリティの本質を徹底理解し、製造とラボにおける応用力を習得」

 FDA査察において製造に対するデータインテグリティ指摘が目立ちはじめてきた。データインテグリティ指摘はQCラボに集中していたが、製造におけるデータインテグリティ対応も進める必要がある。ラボにおけるデータインテグリティ指摘は定型化してきたが、製造においては機器/装置の多様性のためFDAの指摘内容は様々である。  本講座では、FDA査察200件におよぶ指摘ファクトにより、データインテグリティの本質を徹底理解していただく。  そのうえで、ラボにおける実務対応、 紙記録の実務対応、製造における実務対応解説をとおして応用力を身につけていただく。  また、ERES (電子記録、電子署名) およびCSV (コンピュータ化システムバリデーション) の基礎から説明するので、コンピュータに馴染みがなかった方にも十分理解していただける。

  1. データインテグリティとは
  2. ERES対応の基礎
  3. CSV対応の基礎
  4. データインテグリティ用語
  5. FDAの査察指摘
    • 国内における指摘
    • ラボにおける指摘
    • 製造における指摘
  6. MHRAガイダンスの要旨
  7. FDAガイダンスの要旨
  8. PIC/S査察官むけガイダンスの要旨
  9. PMDAのデータインテグリティ指摘動向
  10. FDA指摘トップ10
  11. ポリシー (ハイレベル) の例
  12. 実務対応
    • コンピュータ化システム (ラボ主体)
    • 紙記録 (ラボ、製造共通)
    • 製造装置と検査装置 (リスクベースアプローチ)
  13. 今すぐ行うべきこと/行えること
  14. 良くある質問
  15. 質疑応答
良くある質問

以下をはじめとする質問、および事前に提出いただいた質問にお答えする。

2018年10月18日「Excelスプレッドシートの信頼性担保と規制当局の指摘事項」

 試験室において汎用されるExcelスプレッドシート。カスタムソフトウェアに分類されるスプレッドシートについては、その用途別にコンピュータ化システムバリデーション (CSV) が要求されることになる。本講座ではCSVを基礎から振り返り、体系だったスプレッドシートのCSV手法、および信頼性を担保するための管理方法を説明する。  また、スプレッドシートに対する規制当局の指摘事項を基に注意すべきポイントとともに、昨今発出されているデータインテグリティガイダンスへの対応についても概説する。

  1. ER/ES・CSVの基礎
    1. Part11
    2. ER/ES指針
    3. 真正性、見読性、保存性
    4. PIC/S Annex11
    5. 監査証跡とは
    6. CSVとは
    7. 厚労省適正管理ガイドライン
    8. GAMP
    9. ソフトウェアカテゴリ分類
  2. スプレッドシートの目的別バリデーションおよび運用管理方針
    1. ワープロとしての利用
    2. 計算機としての利用
    3. データベースとしての利用
    4. テンプレートとしての利用
  3. スプレッドシートのCSV、作成、運用管理
    1. スプレッドシートのバリデーション方針
    2. スプレッドシートのカテゴリ分類
    3. システムアセスメント
    4. スプレッドシートの開発方法およびCSV手法
      • 開発・検証の手順
      • 目的・内容の決定
      • 開発計画書、仕様書、バリデーション計画書等の作成
      • スプレッドシートの作成
      • SOP作成
      • 管理上の対応要件
      • バリデーション報告書
  4. スプレッドシートに関する規制当局指摘事例と査察対応
    1. 事例紹介
    2. 査察対応
  5. スプレッドシートのデータインテグリティ対応
    1. 各規制当局のデータインテグリティガイダンス
    2. 主なデータインテグリティ要件
    3. スプレッドシートにおけるデータインテグリティ

会場

京都リサーチパーク
600-8813 京都府 京都市 下京区中堂寺南町134
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